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「 ロードスターレストア13 仕上げ編3-外装 」

07/08/11(土)
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ロードスターをレストアしてみるシリーズ その13 怒濤の仕上げ編3 - 最終仕上げ、外装編。

その11から3回に分けてお送りする仕上げ編のラスト、外装編。


ドアウェザーストリップ交換(難易度3)
・ドアウェザーストリップ(右) NA01-58-760J 5,300円
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切れてた

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ガラスの上下でぴろぴろと・・・

切れてたドアウェザーストリップを交換する。コレ、実は凄く大きな部品で、交換はちょっと厄介。値段も高いので切れていた右だけ交換。
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ヘタなイラストでアレだけど、こんな感じでぐるりとドアを一周している。取り付けは、潤滑剤をたっぷり使って矢印の方向にまず差し込み、 周りを止めていく様な感じ。てっぺんにビスが一つだけあったと思う。自分は上手く出来ずにかなり苦労した部分。 ドアの中から引っ張ったりパワーウィンドウ上下させたりで、必死で差し込んだ。潤滑剤不足だった気がするけど、 入らず挫折する人も出る気がするので難易度3指定。

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綺麗に付いた。取り付け完了!!

アウターウェザーストリップ交換(難易度2)
・NA01-58-810D右 NA01-59-810D左 片側3,200円
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大抵の車両でガサガサに朽ちているドアのモール。例に漏れずコレもガサガサ。取り外しは前後のぽっちりを外すだけで、 後はクリップで留まってるだけ。クリップの差し込みにさえ注意すればok。

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外したときに、丸で囲った部分に潤滑剤を流し込んでおくと、グリスが朽ちてしまってる車両の場合はガラスの昇降が凄くスムーズ& 速くなるのでオススメ。とりあえず、モールを外したらシューっとしておけば間違いないと思う。

で、パチパチと組み付ける。

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気分良し!! 交換完了!!

リアーベルトラインモール交換(難易度2.5:手こずると危険)
・NA01-R1-750E 6,220円
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アウターウェザーストリップと同じく。年数が経つと朽ちてボロ感がでてしまう部分。幌が外れていないと交換出来ないので、 幌交換のついでにやってしまうべき。ボルトが多く、ブチルゴムで強力にくっついているので、面倒くさい部類の作業。 ブチルは綺麗に除去しなくてはいけない。

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ねちゃねちゃじゃああ~~

コレの除去はかなり面倒くさい。根気よくやるしかない。

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折り曲げたり出来無い為、新品はこのように畳一枚ぐらいの巨大な箱に入って届く。

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取り付け時は、センターに出ているボルトを目印にはめ込む。センターのみナットで止め、他はボルト止めなのでわかりやすい。 新品モールには既にブチルが付いているので、一度はめ込んで失敗するとゴムが残ったり糸引いたり修正できなかったりで泣きそうになる。 (なった)

上手いこと位置が合わせられたら、ゴムハンマー片手に打つべし!!打つべし!! で、装着完了。

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ベルトラインモールを外して全塗装したので、当然ながら凄く綺麗につく。コレならフチからパリパリ剥がれることも無い。ボロさ皆無!! 装着完了!!

ベルトラインモールを変えるならついでに変えておきたい部品(難易度1)
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サイドウェザーストリップ 810円
・NA01-R1-721C ( R )
・NA01-R1-731C ( L )

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交換完了!!

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ベルトラインモールプロテクター 690円
・NA01-R1-741B ( R )
・NA01-R1-742B ( L )
 
こういう細かい所で新車感。

フロントヘッダーウェザーストリップの交換(難易度1)
・NC10-R1-711D 6,680円
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通称ウェザーストリップ。年式的に無条件に交換しておきたい部分。雨漏り対策済のNB用を採用。ちなみに、 NB用はちょっと短くて下が足りなくなるが、 NB用のスカッフプレートを付ければ長さもぴったり合う。取り付けは、 ネジ2本とファスナーのみ(だったと思う)で、基本的にはハマってるだけ。フチが両面テープで止まっている。 取り付けのコツはこの両面だけで

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ちょびっとだけ出して取り付け・・・

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で、ぺりぺりーと剥がして、押しつければ綺麗に付く。交換完了!!

幌の取り付け(難易度2.5:すんなり入らず、毎回微妙に大変)
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畳んであったのを付けた直後なのでしわしわだけど、NB3(平成15年製)の極上物ASSY。それなりの値段ではあったけど、 新品を買うよりはるかに安く、ウェザーストリップやトップロック、幌骨も全て新しくなるのでお買い得だった。黒々としてとても綺麗。 これぐらい新しければレインレールもそのまま使える。交換は一人ではキビシイので、ヨメ様と二人で取り付けた。交換完了!!

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ガラス幌に張ってあったシール剥がしは
Tくんにお願いした。

ワイパー補修&交換(難易度2)
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大抵錆びちゃうワイパー周り。アームは補修で復活させ、ゴム&ブレードは新品を使う。

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せっせと足付けを頑張るT君。風当て?は、腐食が酷いので使わない事にした。

で、ちゃっちゃと塗装して取り付け。

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慌ててやったせいで少し塗装をミスってしまったが、まあまあかな・・・完了!!

「塗装は焦ると必ず失敗する」 教訓。

ショートアンテナ取り付け(難易度1)
古びた電動アンテナから、ショートコイル式アンテナへ。ココは数少ないオシャレポイント。外装で唯一の社外品かな。 NAは電動の太いアンテナじゃなくて、ひょろっとした細いアンテナが似合うと思う。

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純正マニュアルアンテナベース&ショートコイルアンテナ。RS FACTORY STAGEさんで購入。ちゃっちゃと付ける。

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うむ、お洒落!! 幌もシワが延びで綺麗さが際立つ。取り付け完了!!

フロントバンパー周り&バンパーシール装着(難易度1)
・バンパーシール NA75-50-0K7A 510円

バンパーシールとは、俗に言うラジエター同風板の事。せっかくなので新品を入れてみた。安いしね。

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バンパー取り付け部に付いているセットプレートを戻す。全塗装時に外してあった。セットプレートは再利用して、 出来る限り綺麗に掃除しておいた。バンパーが付いた状態でも、隙間を作るだけで装着可能だった。バンパーシールは特に難しいことなく、 パチパチと付けるだけ。

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ラジエター前の部分(シュラウドパネル)を塗ったのは拘りだったんだけど、こうして見るとやはり栄える。面倒だったけど塗って良かった。 新品のバンパーシールも気分良し!! 装着完了!!

ウォッシャーノズル交換(難易度2)
・NC11-67-510 ( R )  980円
・NC10-67-510 ( L ) 980円
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ピンボケで失礼

例外なく朽ちているウォッシャーノズルのゴム部分。NB用に交換する。ノズルを外すのに少しコツがいる。付けるのは簡単。

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形も少しスマートに。装着完了!!

カウルグリルプロテクター交換(難易度2)
・NA01-50-792A 1,080円
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カウルグリルプロテクターとは、ワイパー下のカウルグリルに付いているゴム。カウルグリルには若干ヒビなどもあったので交換したかったが、 予算の都合でゴムだけ変える事に。ちなみに、フタは注文し忘れた・・・。

綺麗に掃除して、ゴムを張り替えて装着。ほとんど出ない部品の為か、このゴムの両面テープはほとんど粘着力が無い。 フチはちょっと浮いてしまうが、まあ仕方ないか。

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でもやっぱ、良いモンですな。装着完了!!

インナーフェンダ装着
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全塗装時に外してあったインナーフェンダを戻す。

EUNOSエンブレム装着
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EUNOSエンブレムの両面テープ除去を頑張るTくん。

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エンブレムを装着。あえてEUNOSだけにしてみた・・・のは、EUNOSエンブレム下は位置決めの穴が開いている為。 Roadsterの方は開いてない。赤いボディによく栄える。

フロントマスコット装着
・N001-51-730 4,780円
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ヨメ様による丁寧なシゴト(実はかなり手先が器用)

フロントマスコットとは、バンパー中央のEUNOSエンブレムの事。約5千円という値段にビビってしまったけど・・・ ここはあえて装着しようと。誇り高きEUNOSの証。位置決めピンをカットし(穴がないので)、 3Mの耐久性が高そうな両面テープを円形に成形して貼り付けた。

位置決めにはマスキングテープなどを駆使し、慎重にセンターを出して貼り付けた。

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うーん・・・良い感じだ。装着完了!!

ホイール装着
最後のパーツ、塗装したホイールを装着する。

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すっげー似合う!! バッチリだ!!

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まだ完全な完成ではないが、この時点である程度の格好は付いて自走出来る状態に持って行けた。引き渡したオーナーはとても喜んでくれた。



14日の夕方から作業を初め、寝る以外の時間全てを作業に費やし、連日の作業でぐったりしながら17日の深夜1時に完成した。 そしてその5時間後には舞洲へ向かい、3月17日に行われた猛練18でみんなの前にデビューしたのだった。 光り輝く新車の様なフェラーリレッドのフルノーマルロードスターとして。

後日、オアシス直前に、少しヒビの入っていたフロントガラスを中古の良品に交換し、新品のフロントガラスモールを入れた。これで外装は完成。

そして、5月13日に行われたオアシスロードスターミーティングで、このクルマを完成させる最後のパーツである「シート」が装着された。 (オアシスレポート

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ユアブランドさんと協力し、ついに完成となった純正シートレストアキットの初装着車両に。しかも、高級本革気穴付きパンチングレザー仕様。 真っ赤なボディに、レッドステッチ&パンチングレザーで統一された内装。手前味噌ながら、「こんな限定車あったっけ?」的な、 フルノーマルで限りなく新車っぽいけどひと味違うロードスターが出来たと思う。

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ユアブランドデモカーとして展示され「なんだコレ!?新車か!?」と道行く人々に言わせる程の車両にまで持って行けた。 クルマも喜んでるんじゃないかなあ・・・。

多くの友人達やヨメ様による無償協力と、自分の2ヶ月という期間を費やし、工賃pricelessだから出来たこのロードスター。 工賃換算出来ない程の時間がかかっている。そして、この経験で世の中の工賃の意味を身をもって理解出来たと思う。

最終的にオーナーから「余った分はお礼として貰って」と予算10万円が上乗せされたが、 我々はお金を目的にこのロードスターを制作したワケではないので、そのお金は全額レストア費用へ回した。コレは、 見返りを求めての作業ではない。僕とヨメ様は「オーナーに機嫌良く楽しく乗って貰う為」。ただ、それだけの為に動いた。 だからココまで出来たんだと思う。

プロに任せる
いくら自分がロードスター好きであっても、貴重な自分の時間を割いて"見ず知らずの他人"のロードスターを触ろうとは思わない。それだけ、 クルマを触るという行為は相応の技術、時間、体力、忍耐、を要し、大きなリスクも伴う。よほどのクルマ好きで自分のクルマは触れても、 人のクルマの面倒を見るのはさらに高いハードルがあると思う。

「やってみたいから自分でやる」「人に任せるのがイヤだから自分でやる」「時間はあるけどお金が無い」 「納得いくまで時間をかけて自分の理想を通したい」「ロードスターの事をもっとよく知りたい」等々、 自分でロードスターを触る理由は人それぞれだと思う。どれも人それぞれの楽しみ方、付き合い方で良いと思う。ただ、「払う工賃(お金) が"勿体ない"」と言う理由でやるものではないと思う次第。自分でやる為に何か道具を買えば、その置き場や整備する環境も必要になる。 作業を失敗すれば通常の何倍ものお金が必要になる事もある。工賃には正当な裏付けがあり、技術・時間・体力・忍耐・ リスクの対価としては十分安いモノだと思う。出来ないからプロに任せるという選択・・・は、長くクルマと付き合っていく上では良い選択、 必要な選択の一つだと、長いDIY経験や今回の件で感じた次第。何でも自分でやっていると、そのうちツラくてツブれてしまうと思う。幸い、 ロードスター関係には良いお店が多いので、安心して出せる環境も整っている。



ボロかったロードスターのレストアは、これで終了した。

しかし、もう少し続きがある。

次回、最終回につづく。



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