「 足・足・足 」
05/10/12(水)
■
エンジン整備の前(7月頃)の話。四苦八苦してました。
リアNBバンプラバ&NBアッパ仕様(ボツネタ)
ほぼ独り言です。しょぼい手の内を全公開じゃ~!
アーサーハーフスペシャルじゃなくてアーサー中途半端スペシャルなんじゃないの~なんて突っつかれつつも試行錯誤しているウチの足。重量配分なのか補強のせいなのか、常にオーバーがきついウチの車両。現状10-8kg。車高は前後とも指2本余裕で入る。別に高めにしてるんじゃなくて、このレートなら成り行きでこの程度の車高になる。で、オーバーをニュートラル(もしくはアンダー)に持っていく手法としては・・・
・リアを下げる
・フロントを上げる
一番簡単なのは車高。どちらか10mmも変えれば別のクルマになったんじゃないかって程変わるのを、鈍感な僕でも身をもって体験している。逆に、コレの特徴なのかも知れないけど、減衰は伸び側しか変化しない為か、大胆に変えてもほとんど特性変化を体感できない。でも減衰最弱付近と最強付近は別のクルマかってぐらい乗り心地が違う。なんだか不思議な足。(もっと大胆に変えるべきなのかも)
で、現在のセッティングは
車高 1名乗車時フェンダーラインで前後水平:約573mm(車両的にはリア下がりという事になるらしい)
減衰 前後0.5回転戻し(よくわかってないけど高い方が乗りやすい)
バネ Swift10k(178mmプリゼロ)-Swift8k(150mm左のみ4mm遊び)
スタビ 前後純正 F:20mm R:12mm(計ってないけどMBWさんの所の情報:感謝)
トー F:0mm R:イン4mm (ぐらいのはず)
キャンバー F:約1度50分 R:約2度50分 (計測時から車高が変わっているので、予想値)
キャスター 成り行き(たぶんめちゃくちゃ起きてる)
タイヤは前後とも(いい加減な手計測では)綺麗に使えている。
で、舞洲は弱オーバー。タカタでは中オーバー?
ここからバランスを変えていこうとすると色んな問題があって、フロントのキャンバーは調整限界値。これ以上寝かせられない。現状綺麗にタイヤが使えているので、キャンバーは減らせない。なので、フロントの車高は上げられない。(車高が上がるとキャンバは立ってくるので)
じゃあリアを下げようか・・・しかし、現状限界まで下げている。しかも、場所によっては微妙にストロークを使い果たしているので、これ以上バネを遊ばせてバンプストロークを減少させるワケにもいかない。
別の手法としてリアトーインをさらに増やして・・・という方法もあるけど、これ以上インを増やしてさらに抵抗を増やすのは車両的にもタイヤ的にも、何より気分的にやりたくないので×。(今は減らしたい)
と言う感じで、板挟み的にうーんうーんと唸ってるときに、掲示板で「NBアッパ」の話が出た。よしださんが言うに、15mm程度ハイマウントになるという話。リアが下げられないならアッパー支点を上へ上げてしまえば良いじゃない、と。仮に支点が上へ15mm上がるなら、その分下皿を15mm下げれば、ストローク・プリロードは一切変わらず車高だけが落ちる。(ショックが丸ごと車体に15mm入るようなイメージ)
と言うわけで早速NBアッパー改を60φのマフラーパイプを買って切断&溶接。話は逸れるけど、現在60φとして売ってるパイプはほぼ全て60.5φである事がこのとき解った。なんだか・・・そういう規格らしい。(詳しいことは解らない) で、60.5でも、ID60のSwiftにちゃんと入りました。
丁寧なシゴト!!
某のピロアッパと比較した所、実測で約16mm支点が上へ行く事が解った。よしださんの言うとおり。串団子はニーレックスで購入。マツダスピードの物を切っても良かったんだけど、こっちの方が薄くて形が良いと思ったので。でも今思えばマツスピでも良かった気もする。(めちゃんこ安いので)
で、装着。
おおおおドシャコ・・・。
○ガタさんが泣いて喜びそうな車高になった。ベタベタ・・・カッコイイかも。こんな状態でもストロークがめいっぱい使えるなんて・・・夢のようなアッパーじゃないか! ・・・でも、ん?なんだこの違和感・・・。次の日、確認も含めていったんバラしてバネを抜き、ストロークチェックをする。
実際はタイヤを外してやる。これはツラタイヤの干渉チェックも兼ねてやってみた時の写真。
すると
おおおお・・・
コレがアームロック!!
と言う感じで、バンプストローク10mm以上を残してアームロック。ガンゴン当たっておりました。なんてこった・・・夢のアッパーマウントは儚くも一瞬で消えてしまった。世の中そんな美味い話は無いのですな。じゃあアッパーの下にカラーを入れて当たらないところまであげてやろうじゃない、と手持ちのカラーやワッシャーやらを追加しながら、何度も何度も装着・確認・取り外しを繰り返し・・・
あらら
ほとんど一緒・・・と言うか全く一緒になってしまった。(上の写真では5mm程度稼げているように見えてるけど、これはロックする)
それでも車高は下げたいから、限界点のアームロックはバンプラバで受け止めて・・・と考えてみたりして
こんなんとか
こんなんとか
こんなんとか
NBバンプラバ付けたり切ったり、何度も何度もバラしては組み、組んでは付け、テスト、脱着、考える、延々繰り返し・・・・(腕が上がらなくなった)・・・最後にピロアッパを付けてテスト・・・アームロックする・・・え? 実はコレ付属のピロですら、バンプラバの下のあの白いカラー(3mmぐらい)を抜くとアームロックするのだ。なんてこった・・・既に限界ギリギリの設計なんじゃないか。
結論:コレのリアにNBアッパは使えない。
しかしこれだけ四苦八苦してなんの成果も出ないのは悲しい・・・せめてこの白いカラー3mm分だけでも!と
サンダー攻撃!
干渉部分はとんがってたので削り落としてみた。アームロック限界が微弱に増えた。これで3mm・・・やっぱり無理でした。無念・・・。まあ、仮に「干渉しない形のアッパーアーム」とか付けたとしても、今度はフルストロークでマフラーが地面に接触し、タイヤがホイールハウスの天井に頭突きをかますようになるんですけども。悪あがきさ・・・。
つまり、この足は既に限界かつかつのケース長・ロッド長・アッパー支点位置が設計されてたって事で、これは足がどうこうじゃなくロードスターの物理的な限界寸法。リアに関しては、現状よりさらにストローク(3mmでも×)してもダメだし、支点が上に行ってもダメ。ロッドに溶接された鉄のカラーの様なコイツを(アッパの支持位置になる)
薄くしたりすればストロークがもっと稼げるなあ・・・とか考えていたけど、これも×。アームロックする。
余談だけどASAのカラー。薄いのと厚いので2種類あるんだけど、組み合わせるたびに数値が変わる。なんかおかしい・・・と思って全部にノギスを当ててみると
バラバラだった。まあ、最大0.5mmなんで気にするほどの差でも無いかも知れないけど、全部一緒だと思ってるとあれ??となるので一応。
そして結局、全く元の状態に戻ったのであった。1歩進んで2歩下がる。
まあ、こんな感じで四苦八苦していたのが7月頃の話。猛練を走って、2ヶ月ぶりにタカタで走らせたら、やっぱりオーバーはキツかった。と言うわけで、バネレートアップに踏み切る事にする。結局、なるべくしてその車高になり、なるべくしてそのレートになるんだなーと感慨に耽る今日この頃。自分のクルマにそんなレートのバネ付けるなんて数年前の自分では思っても見なかった。数年前の自分は、雑誌や専門誌、個人やショップのWEBと掲示板の情報だけでイメージを膨らませていた実戦経験ゼロの頭でっかち君だった時。ブーツで覆われて自分のクルマのストロークがどうなってるかわからない方。一度ブーツを外して確認すると、ビックリする世界が広がっているかも知れませんヨぉ~。実売20万近い足で、はなっからバンプラバで走ってるような車高調もある。
予定ではF:12kg、R:9kg。Fスタビを20mmからNBの22mmに。これでかなりアンダー方向に転がる。車高は、フロント現状維持、リアの車高は今より少し上がって弱前下がりになると思うけど、それでも今よりアンダーになると思う。コレで前後余裕のバンプストロークになり、車高バランスの調整幅にも多少自由が利くようになる。鬼アンダーならFスタビを戻すなり、リアに10kg入れるなり、フロントを下げるなり・・・と、色々と出来るようになる。
来週末にテスト。結果が良ければソレで備北に行きまっせ~い。
猛烈RS内を検索
Check
▲このページのトップへ ◆このページの固定URL
| トラックバック (0)
トラックバックURL:
◆ トラックバック一覧
|