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「 スタビライザーや空気圧で乗り心地は変わるのか 」

08/02/29(金)

NBロードスタービルシュタイン流用

「NB純正ビルシュタイン流用プロジェクト5で乗り心地の変化を色々実験してみる」

NBロードスターの純正ビルシュタインを美味しくNAに流用してみようプロジェクト。進捗状況。みねさんの文章を見て、 久々にさわってみた。

乗り心地を考える
足のテストや煮詰めは通勤利用も含めて、かなりの距離を走らせて検証してる。自分の感想も含め、何人かに乗って貰った印象。

「硬い」

ヨメ様は気にならないらしいけど、ヨメ様の初マイカーがHP10プリメーラだからかも。(プリメーラに乗ったことある人ならわかると思うけど、 乗用車としては常軌を逸したすさまじい乗り心地。 (笑) ドイツ車の如く固いボディにガッシリした足で、 ふにゃふにゃの船のような乗用車市場に彗星の如く現れ人気を博したクルマ)

とにかく「ダンパーが硬いクルマ」の感触。ボディの硬いプリメーラならまだしも、 ゆるゆるなNAボディでダンパーが硬いとブルブルしてしまう。正直、この企画をやり始めてすぐに、乗り心地を追求するのは無理だと思った。 (それでも、プリロード量やバンプタッチ距離で色々テストはしてみた)

NBロードスターではココまで酷く無かっただろうから、原因を考えるに

「1:NB8ロードスターに比べて40~50kgほど軽い」
 →NA8ロードスターのみどり号は、実測で1030kg程度(ガソリン満タン:車検証重量990kg)。 NB8ロードスターの実測車重はネット上の情報から推測するに、同条件で1070~1080kg程度(車検証重量:1030kg)。 車重が軽いとダンパーを動かす力(入力)が少なくなるので、相対的にダンパーが硬くなる(感じる)。

「2:NB8ロードスターはボディが硬い」
 →NB8からボディ補強が大幅に増え(サイドシルの板厚まで厚い)、ボディ剛性が高い。ボディが固ければ、 路面からの入力でしっかり足が動く。逆に緩ければ、足が動かずボディに逃げる。(ブルブルする)

「3:スタビライザーの影響」
 →スタビライザーの堅さは少なからず乗り心地に影響するらしい。現在フロント:ターボスタビ23mm (純正20mm)、リア: NB純正12mm(純正11mm)

足回りの仕様は

バネレート
F:3.00kg/mm R:2.21kg/mm

レートは高く無い。

スタビライザーが乗り心地に与える影響をテストしてみる
ロードスター
青が動かないのでガレージ前作業

手っ取り早くスタビレスを試してみる事に。スタビで乗り心地が変わるとは聞けど、マジメに検証した事はないので、 実際にやって体感してみる。

(「スタビライザーってなんなのぐっさん」とよく聞かれるのでちらっと書いておくと、 ロール方向のみに作用する可変レートバネと思えば良い。ロールし始めはほとんど効かないけど、 ロールが深くなるにつれてぐいぐい効くバネ。前後方向(加減速)は基本的に作用しない。)

後日訂正:スタビは可変レート(プログレッシブ)ではない。ロール初期ではほとんど効かないので勘違いしやすい。ちなみにこれはどのスプリング(バネ)も共通で初期縮みはレートが低く線間密着寸前はレートが上がってしまう。なので自由長から30~70%圧縮した安定領域をそのバネのレートとする、とJISで規定されている。

スタビリンクを片方外せば、スタビとして機能しない。通常、ジャッキで片方だけ上げて外すのは無理なんだけど (左右差があるとスタビが効いてしまって外せない)、ちょっとした小技で簡単に外せる。

スタビライザーリンクの外し方

1:ジャッキポイントで上げる
2:ウマをかける
3:ナックルをジャッキで上げる

真似する方は自己責任にて。 安物のちっこいウマがあると便利。(でも、こんな安物ウマで下に潜っちゃいけないよ)  ナックルにかけたジャッキをほんの数センチ上げるだけで、スタビはほぼフリーになる。リンクを外したらタイラップで固定。

ロードスター

ひとまず、一時的にテストしたりウェット対策ならコレでOK。

では実走テスト。近所のボコボコ道、大きめのカーブ等を含めて、スタビ有り、リアスタビレス、前後スタビレスで3回走ってみた。

走ってみた
・リアスタビレス
 →うーん・・・ほんのちょっとマイルドになったか。
・前後スタビレス
 →うーん・・・ほんのちょっと。

結論:乗り心地の変化は、気持ち程度。確かに変わるけど、 言われなきゃ気がつかない。

次にやったのは、タイヤのエア圧調整。燃費重視で結構高めに入れてる。

・2.4kg → 1.9kg

当然、小さなコツコツを拾わなくなり、割とマイルドになる。スタビライザーより空気圧の影響の方がよほど大きい。 でも、基本的な動きは同じ。

結論: やはりダンパーが硬い

乗り心地において、ダンパー特性は支配的。個人的なイメージだけど、影響度の割合は

ダンパー特性:7
空気圧:2
スタビライザー:1

バネレートは必ずしも「ハイレート=とんでもない乗り心地」ではなく、ダンパーや組み方次第という所なので、分類しにくい。 純正3kg/mmと、10kg/mmのバネで3倍乗り心地が悪化するかと言えば、モノによっては純正より良いんじゃ無いの?ってのもある。

というわけで、NBのビルシュタイン。NAロードスターに付けた場合は立派にスポーツダンパーなんだと思う。

前後スタビレス&低エア圧だと、小さな積み重ねで割とマシになった様にも感じる。この状態で、何も言わずヨメ様に乗って貰った。

「ヨメ様ブラインドテスト」
「わかんない。ちょっとドカンが減った?」ということで、普通の人には微々たる差だと思う。 それでもNAのビルシュタインよりは良いかな。

もっと走ってみた
スタビを外してそこそこ走ったんだけど、意外と悪くない。よくロールするし、これまでの「切り込み具合でぐいぐいレスポンスする感じ」 は無く、悪く言えば「だるい」けど、危うさが無くなってタイヤが地面に粘り着いてる感触。 少し攻めると思いっきりリア内輪が浮く感じがあるから、攻めるとダメかもしれない。どちらにせよ、もう少しリア下げた方が良さそう。

「ヨメ様ブラインドテスト」
スタビの有無によるコーナリングフィールの変化は、 街乗りレベルではわからない様子。スタビが効く所までハンドル切るようなシチュエーションがほとんど無いせいだと思う。

ちょっと引き出し増えた気がした。3月の猛練、晴れたら色々テストしよう。

 

独り言
更新強化月間。猛烈な勢いで更新し続けた2月も今日で終了。書かなかった日は5日間だったみたい。さて、この勢いは続くのだろうか。 (ヒマなんじゃないのよ。(笑)) 書き続ける事に意味がある、との誰かの言葉を信じてる。 文章書くのはマラソンみたいなモノなんだと。

しかし、もうちょっと記事まとめて書き直して、見やすく作り直したいなぁ・・・。



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