「 ピロ受け仕様 」
06/05/19(金)
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06/5/19 13:00 追記
タカタ合宿の時に作った仕様。リア。
◆ピロ受けを試す
合宿前の話。
正しい名称は知らないが、バネの加重をアッパーマウントではなくバネシートで受け、ピロに受けさせる方法。
この手法、高級な脚では割と採用されており、
よく調べればぽつぽつと存在する。TODAのFIGHTEXダンパーでも積極的に採用されている。(後日追記:ストラット式ならピロで受けてます。割と普通です)
アッパーマウント取り付け面とアームの関係は完全な水平ではないので、アッパーシートでバネを受けた場合、
バネには真っ直ぐではなくナナメからの力もかかり、動きが悪くなる・・・らしい。良くないと言われがちなNAアッパーだけど、
実は考え方はコレと同じで、ピロじゃなくてゴムで受けて、バネは真っ直ぐ伸び縮みさせるようになっている。
メーカーがわざわざコストをかけてまで採用した「バネを真っ直ぐ伸び縮みさせる」機構に、意味が無いワケは無いだろう。
最大のデメリットは、ピロボールの耐久性と全長が伸びてしまう事。アッパーシートと首振り稼働分でどうしても伸びてしまう。
ロードスターの場合、フロントはさほど問題にならないモノの、リアは詰めていくとカツカツの設定になってしまう為、
全長が伸びるのはかなり切実。ひろせさんの日記にも書いてあったけど「動きを取るか寸法をとるか」といったモノなんだと思う。
なので、今回はクスコの20mmハイマウントピロアッパー(純正バネ用)を加工(バネガイド削除)し、
YZの汎用アッパーシートを組み合わせて作ってみた。ハイマウントのお陰で首振り分の余裕を見ても、
標準のピロアッパとほぼ同等の寸法が再現できた。コレは、元々のピロアッパーが若干ローマウント(アッパー取り付け面より下)な為で、
NBアッパー等のハイマウントなアッパーで同寸法を出すのは厳しいと思われる。理想はやはりTODAのアッパー。完璧な寸法でピロアッパー・
アッパーシートが設計されている=最もサイズに余裕がある。
上の写真では構造がもう一つわかりにくいと思うので・・・
試作品(この状態ならピロアッパ無加工でも余裕有り)
取り付け角が変わっても(アームが上下しても)バネに影響はない
合宿時、フロントは12kg(+NBリア用バンプラバ)、リアは9kgピロ受け仕様で行った。バネはSwift。
◆感想
合宿レポートでも書いた通り、タカタでの結果は思わしくなかったが、ピロ受けは関係なく他の要因。
道中どうだったか・・・・。
な、
な、
なんじゃこりゃああ!!??
ってぐらい、乗り心地が良くなった・・・。まさかココまで違うとは、というのが正直な所。12-9kgなんてレートが、
街中でホントに何の苦も無く走れる。限界域まで使わない街乗りでは、フロントのバンプラバも良い方向に作用したようで、
気持ちいいの一言。もう本当に気持ちが良い。ヨメ様にも体感出来るほど道中の快適性は良くなった。
スポーツ走行におけるメリット(タイム差)は正直わからない(僕レベルでは差はないと思う)けど、確実に脚の動きは良くなるようです。
◆費用、寸法等
YZアルミアッパーシート(12φ用、POMレス) 6510円
クスコ20mmストロークUPピロアッパー(リア用:404 421 AN) 中古8800円
他、送料、加工費等
比較的安く上がった。ギリギリの設計を狙わないのであれば、バネガイドを旋盤で落としてアッパーシートのみ入れるのが、最もC/Pの高い方法のように思う。導入はリアのみでも十分。バネレートが高いほど効果も高いと思う。
これぐらいカラー入れればピロアッパは無加工でも装着可能。13.3mmのみでもOKだった。
(車高は上がる。)
また、ピロカラー周りに関する寸法は、手元や周りにあるアッパー全て(ASA付属、クスコ製、TODA製)で全て同サイズのピロボール
(MBWT-18?だったかな)のようで、カラー等のサイズは同じ。ロッド径にあったカラーさえあれば共通で使用できる。
首振りの余裕に関しては、ダンパー長等に左右されるのでバネを抜いた状態で現車合わせチェックが必要。ただ、
想像以上に少ないクリアランスでも当たらない。この時の仕様では、アッパーマウント下面からアッパーシート端の隙間で5,
6mm程度だったように思う。つまり、それほど首は振らないという事。伸びきったときに最も角度が付く。
YZのアッパーシート(12φ用、恐らく10φ用でも同じと思う)のロッド部での高さは、約14mmに相当。内、
ピロに当たる部分の高さが約3.15mm。アッパーに余裕があるならココを旋盤で削り落とすのも手。
POM付きも無しもアルミアッパー自体のサイズは同じ。POM付きではID63φ~のバネが使用可能で、POMを外せば60φが使える。
◆注意事項
今回の方法は、
元々ピロ受けとして製作されていないピロアッパーを使用してのイレギュラーな使用方法の為、ピロ周辺の強度的が足りず、
最悪の場合走行中破損する可能性もゼロとは言えません。導入を検討する場合は自己責任にて。万が一破損しても当方は責任を負えません。また、
寸法面でかなり足回りの知識を要します。
100%安心して使えるのは、
元々ピロ受けとして製作されたアッパーのみ(ロードスター用で知る限りはTODA製)です。
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