「 ロードスターレストア9 ホイール塗装 」
07/08/03(金)
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追記:プライベートで塗装する場合はソフト99のホイールカラーが手軽でオススメ。
以下は塗装時に必要なモノ。
・足付け用の耐水サンドペーパ
・密着性を高めるプラサフ
(下地には必須)
・うすづけパテ
まとめて入手するならセット品も便利。
・ソフト99補修フルセット(ソリッドカラー用)
(パール・
メタリック・マイカ用)
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ロードスターをレストアしてみるシリーズ その9 ホイール塗装編
装着するホイールを綺麗に塗装する。モノは正真正銘M2-1001に付いていたパナスポーツ・・・だが、非常に状態の悪いモノ。
完全なつや消し状態で、スポーク傷も多数。リムよりスポーク面が出ているパナスポーツでは、ガリ傷ではなくスポークが削れてしまう。
作業は全塗装の時にもお世話になったFMWさんで行う。「まあ、
ホイール四本ぐらい一人でなんとかなるだろう」と、せっせとセレナにホイールをぶち込み、一人でFMWへ走った。
一人作業で余裕ナシだったので、写真は少なめ。
孤独な闘いの幕開けである。
慌てて撮ったのでイマイチわかりにくいけど、元の状態。塗装の劣化でツヤが無く、リム傷多数、こびりついたダスト汚れも多く、
普通にボロ目のホイール。コレに、よくぞココまで使い込んだな・・・という完全スリックタイヤ化したガチガチのRE-01が装着されている。
まずはバルブを抜いて完全にエアを抜き、タイヤチェンジャでタイヤを外す所から始める。FMWさんではチェンジャも貸して貰える。(有料)
勿論、そんなのは一度も使ったことはないので、教えて貰いつつ頑張る。
うっすら見えるトレッドパターン
外した・・・と書くとなんとも簡単だが、1時間以上格闘した気がする。鼻血が出るほど硬かった・・・タイヤ屋さん達の苦労が身に染みる。
FMWのお兄さんにかなり手伝って貰ってやっと出来たと言う感じ。(ありがとうございました) いとも簡単に外す店員さん達・・・
あれは技術なのだな。工賃高いとか言っちゃ駄目です。これとは別にさらに4本、これも「ガチガチに硬化した古い01R」
が付いたホイールも持ってきたものの(このクルマから外して売却した物)、どうにもならない硬さに挫折。リムだけ落として諦めた。
後でタイヤ屋さんに頼んだら、リバースリムだったというオチ。逆からやったら外れません・・・。
タイヤ付けたり外したりは、うっかりするとバルブをブチ折ってしまったり、リムに派手にガリ傷が付いたり、タイヤサイドが裂けたりと、まー・
・・コレもリスク高い作業ですな。裏組やら何やらでちょくちょくお世話になっているミスタータイヤマン江坂店、
有り難みが凄く増した気分。作業工賃という奴は、自分でやらないとわからない事ばかりだ。
タイヤが外れたので足付けに入る。
足付け材とスコッチブライト(不織布のやすり)を使って塗装面をきっちりと削っていく。「足付けくらい余裕余裕、
ちゃっちゃと30分ぐらいで全部研いじゃうよ!」ぐらいのノリで挑んでみた。
・・・はい、ナメてました。
複雑な形状で、指先を使って丁寧にやらないと奥まで削れない。指先で力が入りにくいので、削っても削ってもなかなか終わらない。
この足付けがいい加減だと、後で塗装が剥がれたりする。で、リム傷の処理もしなきゃならなくて
全体的な足付けは終わってマットな状態
こんな風に随所に削れがある。本来ならパテ盛りして成形するところだが、パテ盛り→乾燥→形状修正とやっていては、
時間的に1日ではとても終わりそうにない・・・ので、仕方なく削ることに。断面から見て
耐水ペーパーで 、削れてる面がわからなくなるぐらい周囲を落として格好を付ける。手作業で。
一心不乱に削り続ける・・・。
ここまで持ってきた。あまりに深いのは断念したけど、ココまでやればほとんど目立たない予定。細かい羽石傷も含めて、全て削った。実際の所、
削ってる量は微量なので、塗装後見ても全く分からなくはなるらしいが・・・大変だった。
足付けと削りで4~5時間ぐらいやってたか・・・全部終わった頃には、ちょっとだけ伸びてた爪が上下左右にバキバキに割れていた。
マネする人は、爪はギリギリまで切ってから行きましょう。
続いてサフ入れ。
なんか綺麗に見えてきた。
乾いたらまた綺麗に水で研・・いだと思う。(余裕無くて写真なし)
研ぎ終わったら、塗装に入る。この辺からは早い。結局、塗装という奴は下準備が作業の8~9割なのだね。
既によく覚えていないのだけど、色塗り→色塗り→クリア→仕上げクリアぐらいは塗ったような気がする。一人でやってたのでやはり写真ナシ。
最後にジェットヒーターでブースを強制暖房して乾燥させる。アルミホイールは放熱性が良すぎてうまく熱が入らないらしく、
塗装後自然乾燥で一週間ぐらいは置いておいた方が良いらしい。
塗装は小さなガンを用いて、ちょっとずつ丁寧に丁寧に塗っていく。形状が複雑なのでかなり塗りにくい。
体制や持ち方を工夫しながら塗り進めていく。全塗装の経験が活きて、塗装は随分上手に出来るようになった・・・らしい。
で、完成。
ビカビカじゃ!!
新品ホイールと言ってもみんな信じてくれるぐらい、ヌメヌメのピカピカシルバーホイールに生まれ変わった。傷を修正したところは、
一生懸命捜してもほとんど見つけられないぐらいで、十分な仕上がり。色は「シャイニングシルバー」で、FMW社長オススメの
「最も光沢感が強いシルバー」なり。昼間は眩しいほどに光り輝く。
塗装の出来も「これだけ出来れば上等や!」と、あの手厳しいFMW社長(笑)のお墨付きを頂いた。かなり嬉しい。
お礼を言ってFMWを後にする。
夕焼けが綺麗でした。(信号待ち中)
AM10時頃から作業して、帰る頃にはすっかり日も暮れ18時過ぎ。一人でやるモンじゃなかったと思いつつ、綺麗に出来たので割と充実感。
心地よい疲労感と共に帰宅。
かかった費用は、タイヤチェンジャ使用料、廃タイヤ代、塗装費用全て混みで14,800円だった。
◆タイヤ組み付け
塗装から約三日寝かせ、タイヤを取り付ける。出来ればもう少し寝かせたいけど、スケジュールの余裕も無いので三日とした。
セレナの車内で三日寝かせた為、車内はシンナー臭で大変なことになってしまった。
組むタイヤは195-50-15のSドライブ。普通に街乗り、ちょっとスポーツ走行ぐらいに丁度良いタイヤだと思う。静かだしね。
何せ新品タイヤは安全・安心だ。
で、組んで貰った。
うーん、綺麗。やはり新品タイヤは良いなあ。真っ赤なボディにさぞ栄えることだろう。
完成まであと一息!3月初めのお話。
つづく。
ココからは弱ハイペース「ロードスターレストア集中更新」で行きます。エンディングまで1日おきに追加予定。
お楽しみ。
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