「 デフ載せ替え 」
07/09/18(火)
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9/19 1:00:乗ってみたを追記
デフを載せ替えた。モノはCUSCO RS 1wayの機械式LSDに4.777ファイナル、マウントはマツスピ強化。
デフ積んだり降ろしたりは、複数人作業では何度か経験はあるのだけど、今回は一人で作業した。結論から言うと、
ウマとフロアジャッキ程度の環境でシロウトが一人でする作業ではないと思った。特に僕には重量級のデフがツラく、
ジャッキの上でゆらゆらするデフを太ももの上に落として悶絶したり、デフが落ちそうになったのを支えようと手を伸ばして、
ナックルと切り離したリアのアッパーアームの先端
に頭突きをかましたり。確実に流血したと思った。かろうじて内出血で済んだ。他にもあちこち傷だらけ。
しかしデフASSYは重い。なんとなく、10kgそこらかと思ってた。小さいから重量の割に重く感じるんだろうと・・・で、
全ての作業が終わってから、降ろしたデフを体重計に載せてみた
29.5kgもあった。オイル入れて30kgちょいか。コレを先に知っていたら、一人で作業してない気がする。そりゃ重い。
◆PPFのスリーブカラー(正式名称はチューブラピン)
デフ載せ替えの詳しい作業方法は、丁寧に解説してくれているサイトがあるのでそちらにお任せして、
よく話題に上るPPFに刺さってるスリーブカラー。
コレが固着して抜けなくて困ったり、簡単に抜けたりという話をちょくちょく聞く。NA6の整備書では、太いボルトで抜けと書いている。
カラーに、ボルトより大きなネジが切ってある・・・と書いてもわかりにくいなあ・・・
仕方なく、頑張ってマジメに描いてみた。黒がスリーブカラー(チューブラピン)。青いのがスリーブを通ってるデフの取り付けボルト。
ボルトは途中から太くなってて、締め付ける事でスリーブを押し込んでいき、PPFとデフをガッチリマウントするって構造。で、
このスリーブには大きめのネジが切ってあるので、赤いサイズのボルトを用意すれば引っ張って抜けますよ、って話。
だけど、記載されているサイズのボルト(かなり太くて特殊なピッチ)は、捜してもまず見つからない(昔かなり捜した事がある)んだけど、
実はフロントアッパーアームの取り付けボルトが適合したりする。書いといてよって感じ。
このボルトとセットの50mmぐらいある大きなワッシャーを使うと、スライディングハンマーの用に使えて、スリーブ抜きは瞬殺。
一種のSSTって感じ。
で、スリーブ抜きなんて楽勝さーと重いながらボルトを通すが、ネジがかからない。何故?何故?と思ってよく見ると、
スリーブにネジが切ってない・・・。
僕のデフはシリーズ2のデフ。帰ってから調べてわかった事だけど、シリーズ1.5の途中から仕様変更されている。
チューブラピン(NA6~NA8sr1.5) T020-27-159A 490円
チューブラピン(NA8sr1.5(94901)~NB最終まで) MA02-27-159 490円
と言うわけで、ネジ山が無くなったらしい。NBの整備書にはどう外せと書いてるんだろう? 固着という程でも無いけど、上手く落ちてこない。
仕方なく、某師匠に泣きの電話を入れた。スリーブの下あたりにボルト2本で止まってるスペーサーを外して下から上に叩けば楽勝らしい。
ボルト2本を外す。デフとPPFにバールをかけて、PPFをぐにゃっとよじる。スペーサが落ちる。殴る。
外れた・・・簡単だ。しかし、PPFってえらいぐにゃぐにゃなのね。こんなにしなるとは思わなかった。
で、なんとか交換完了。チューブラピンは、今後の事を考え、何故か持っているSr1の物に交換しておいた。
新品取り寄せても後期物が来る可能性大なので(NAのアーム頼んでもNBのアームが来るように)、試した方は教えて欲しい。
◆備忘録
・NA8シリーズ2以降の一体ドラシャ
→面倒でもナックルの上下切り離して、ブレーキもナックルから切り離して、完全に抜き去るべき。
デフを取り付ける時の位置合わせも容易になる。
・切り離したアッパーアームの先には軍手か何か被せておこう
→ヘタすると病院のお世話になる予感。
◆資料
・今回の仕様 6速4.777 タイヤ外径580mm
7000rpm 1速42.6 2速70.6 3速97.4 4速127.4 5速160.2 6速192.1(単位km/h)
7800rpm 47.5 78.7 108.5 142.0 178.5 214.0
100km/h巡航 3650rpm
・NA 5速4.3 578mm
7000rpm 56.6 93.9 133.4 177.4 217.9
100km/h巡航 3212rpm
・NB6速 6速3.9 585mm
7000rpm 52.6 87.2 120.3 157.5 197.9 237.3
100km/h巡航 2950rpm
・NC6速 6速4.1 612mm
7000rpm 51.6 87.1 120.1 167.3 197.0 236.7
100km/h巡航 2950rpm
・RX-8 6速4.444 659mm
7000rpm 52.0 86.2 127.1 164.8 195.7 232.1
9000rpm 66.9 110.9 163.5 211.9 251.6 298.4
100km/h巡航 3020rpm
◆載せ替え日記
・1日目
デフ降ろす直前まで。メンバー補強バー、マフラー、PPF、デフオイル抜きまで。割と簡単。オイルでぐずぐずのPPFをマジックリンで洗う。
綺麗になった。マジックリン最強。
コレで取り付け時に、思う存分PPFを腹の上で抱くことが出来る
・2日目
ドラシャ抜き、デフ降ろし、デフ搭載。ヘタに経験があるので、全ての作業をナメていた。一体式ドラシャは分割式よりかなり面倒。
デフを落としたり頭突きしたり、怪我しまくった一日。余裕無しで写真無し。半泣きになりながらもなんとか作業終了。
・3日目
狭いところはニガテなんだよぉ~
1日目の逆の作業。コレもナメていた。ヨメ様が少し手伝ってくれた。延々下に潜る作業だと、
工具を渡してくれる人が一人いるだけで何倍も楽になる。すごく助かった。しかし、行きはよいよい帰りはツライ・・・
外すときは重量物が落ちてくるだけだけど、今度は全部上げる方向なので、外すときより大変。PPFの位置とか合わなくて泣けた。
けどまあ、なんとかなった。
涼しくなったといってもまだ暑く、汗が噴き出る。作業メガネが汗の蒸気で曇り、全く何も見えなくなるのは参った。
かといって外すとゴミが目に直撃。何か良い方法か良いメガネは無い物か。デフオイルはクスコ純正。エンジンオイルも変えておいた。
という感じで、準備完了。
ちなみに、まだ動かしてない。ちゃんと動くんだろうか・・・。
◆乗ってみた
動かしてみた。ああ、久しぶりだよ我が愛車。
ガレージから出す。走る。・・・なんかトルク感無い。変な排気音。バササササ・・・生ガス臭い。・・・ああ、思いっきり排気漏れしてる。
すぐにガレージに戻って、エンジンをかけたまま増し締め。ヤケドに注意しながら、排気漏れが止まる所まで締め込む。締めすぎても漏れるので、
この方法が確実らしい。
直ったので、再び走行。お、ちゃんとトルク感ある。音も良いなあ。(ゴキゲン) 排気漏れで吹けないってホントなのね。
・・・・しかし・・・・加速の伸び感が減ったな・・・体感、遅くなった様な気すらする。ギヤ比が低すぎて前にも増して(当たり前だけど)
速度が出ない。全開で走れば前より速いんだろうけど、近所だと全開なんてなかなか試せないので、今のところ本領は不明。ちょっとドキドキ。
初の機械式だけど、案外普通。交差点のバキバキも、ちょっと鳴るぐらいで気にならない。オイルと相性が良いのかも。
せっかく機械式なのでもっとバキバキ鳴って欲しい様な気もした。(雰囲気重視) それぐらい大人しい。
近くのセルフ洗車に突っ込んで、積もったホコリを洗い流した。写真で見る限りは綺麗になった。(近くで見るとアレだ・・・
いい加減磨こうかなあ)
新品のR1Rは、大変乗り心地がよろしい。音も静かな気がするけど、クルマがうるさくて聞こえてないだけの様な気もする。
という感じの、当てにならないファーストインプレッションでした。
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