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「 R1Rとレギュレーション 」

07/12/29(土)
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※205/50R15のラインナップが追加された頃から、大幅に耐久性が向上しました。以下の記事は当時の話で現在は当てはまりません。ただし、グリップも大幅に落ちてだいぶ普通になりました。

以下の記事はR1R利用者を非難する物ではありませんので、誤解無きよう。

ウ○コR1R
まだ黄色い線とか残ってるのに半分ぐらい無くなったの図

R1R。サイズは195-50-15。インチキラジアルの称号を欲しいままにしているこのタイヤ。自分には不要と思ってたけど、使ってもいないのにあーだこーだ言っても始まらないので、実際に入れてみた。

ラジアルタイヤの定義
まったり猛練 
のどかにモータースポーツ

ラジアルの定義は非常に曖昧。コンパウンドの種類がなければラジアルとする見方もあるし、メーカーがSタイヤじゃないと言えばラジアルかも知れない。

この辺は、メーカー側で基準を設けて欲しいと思う。例えば、筑波を6時間連続走行OKとか。耐久性とグリップ力、ウェット性能を総合的にバランスさせてこそのハイグリップラジアルタイヤ。ブリヂストンやヨコハマが、耐久性等を無視してひたすらグリップ力だけを上げたラジアルタイヤを作ることは、技術適には難しく無いと思う。(商業的には無理)

ちなみに01R。筑波(TC2000)で裏組しながら400週近く使ってスリップサインが出た、とNCでパーティーレースに参戦する鈴木さんの練習レポート(STEP24)で書かれている。実際に鈴木さんは、300周以上使った01Rでクラブマンクラスの優勝も経験。鈴木さんの腕前も素晴らしいけど、そこまで使っても極端にグリップが落ちないという01Rも素晴らしいタイヤだと思う。

さらに付け加えると、NCロードスターのメディア4時間耐久では、01Rで180周以上連続で走ると言う。

何故ラジアル?
まず「ラジアル」に拘って走ってる理由。

1・低コスト
→僕ぐらい(ジムカーナ・ミニサーキット含めて年10回以上)走ってても1~2年ぐらいもつ。お金がかからない。

2・求める物が「絶対的」なタイムではない
→「絶対的」なタイムを狙うなら当然Sタイヤ。

3・周りがラジアルだから
→タイヤ性能が近ければ楽しめる。

一言で言えば、あまりお金をかけずにモータースポーツを楽しみたいからラジアルという選択。

今のハイグリップラジアルは、十分なグリップがあり、長持ちで楽しく走れる。競技会や、特定のサーキットのレコードを狙ったりするので無ければ、消しゴムのように無くなるSタイヤを何本も買って走る意味は、少なくとも自分には無い。お金も続かなくなる。ここ、特に重要。後述。

普通のラジアル(01RやAD07)だと、僕の使い方でも1~2年は十分遊べる。みんな近い性能のラジアルなら、それで十分楽しく走れる。前にも書いたとおり、コーナーばかりで構成される舞洲ステージにおいて、タイヤグリップは支配的。猛練でタイヤ性能を重視したクラス分けがされるのもその辺を考えての事。

R1R
R1Rのブロック形状は、一般的なハイグリップラジアルと同程度。コンパウンド(ゴム)の柔らかさはSタイヤ並。なので、新品時はブロックがヨレて異常に偏摩耗加速度的に摩耗し、タイムも出ない。5部山を切るぐらい減ってくると、ヨレも無くなりコンパウンドなりの性能を発揮する。

減りは普通のSタイヤより早く進行するけど、Sタイヤほど食わないという、かなり変なタイヤ。グリップ力は01R、 AD07に比べて頭一つ上。あれだけゴムが柔らかければ当然とも思うけど、特に縦の性能が高く、ブレーキがどんどん奥まで詰められる。

「え?まだいけるの?」

って感じで、さらに奥へ、さらに奥へ・・・正直、AD07辺りの感覚が染みついているとなかなか本領の部分まで踏み込めない。

摩耗は、 猛練3回とタカタ37周で半分以上無くなるほど強烈で、下の様になった。

R1R 

明らかな偏摩耗。センターのアウト側はほとんど山無し。ブロックのイン側は全部ささくれ立っている。

他のラジアルと比べたタイム差は、1分程度のコースで1秒に届くか届かないかという感じ。ただ、主にブレーキングで差が付くタイヤなので、入れたからと言ってポンとタイムが上がるタイヤではないと思う。特に、ブレーキングにリスクのあるステージでは、よほど上手い人か、そのコースに慣れている人じゃないと、性能を引き出すのは難しいと思う。

レギュレーション (Regulation / 規制)
モータースポーツを楽しむ人は、何らかの「レギュレーション」の中でタイムの短縮やクルマの変化を楽しんでいると思う。例えば、あくまでラジアルタイヤで頑張る、とか、フルノーマルで、とか、お小遣いの範囲で頑張る、とか。コレが自己レギュレーション。「改造範囲はここまでしかだめですよ」は主催側のレギュレーション

公式レースにおいては、レギュレーションを設定することで「お金かけたもん勝ち」を廃し、車両性能差を小さくし、腕や車両セッティングで勝負出来るような仕組み。F1でもちゃんと"レースになるように"レギュレーションの塊となってたりする。ただ、実情はやっぱり資金力・・・という話はおいといて。

R1Rは、場所によってS扱いかラジアル扱いに分かれているけど、AD07・01R比で1秒近くも差が付くR1Rが「ラジアル扱い」である限り、規制のかかっていないステージでは結局R1Rワンメイクになってしまう。各地のイベントでも、上位がR1R独占状態とのこと。

R1Rはものすごく減るタイヤなので、たくさん走るととてもお金がかかる。僕の走行ペースなら、年に2セットぐらいは必要だと思う。コレじゃ、僕のお小遣いでは無理。「お金がかかりすぎてやめてしまう」は、モータースポーツで最も多い「辞める理由」だと思う。

だからこそ、長持ちするラジアルタイヤで楽しもうという風潮が出てきたんだと思う。

道具を使うスポーツである以上、お金をかけて良い道具(クルマ)を使えばタイムは買える。末端からF1まで、速さの源はお金というのはみんな知ってる事。じゃあ、レギュレーションの無い世界で気軽にモータースポーツを楽しむ我々が、大事しなきゃいけない事は何か?

「自分の中でレギュレーションを決める事」

お金をかけようと思えば、何百万だって注ぎ込める。だからこそ、気軽に楽しめる範囲の線引きが必要。そして、草モータースポーツを主催する側が大事にしなきゃいけないこと

「お金かけさせすぎない為のレギュレーションを考える事」

タイム至上主義のレギュレーションを引けば、参加者側の争いは加熱の一途をたどり、やがてそれは「お金かけたもん勝ち」という世界に。続けられなくなる人や、飽きる人や、借金してでも勝ちにくる人が出てくる。

お金をかければ速くなるのは当然の話。お金をかけて走り続ければ人も速くなる。草モータースポーツの世界は、スポンサーを背負い、数字や成績が全てな公式競技の世界じゃない。そこで一番エラいヒトは誰か?速いクルマや人がエライんじゃない。金かけてる人がエライんじゃない。

楽しく走ってるヒトが一番エライんだ。

コレは昔クルマの大先輩に教わった事だけど、今でもよく思い出す。楽しめない様なクルマ遊びをしていないか、時々立ち止まって考える。

まとめ
R1Rは・・・

極端に減る=減らないとタイムがでない=お金がかかる

要するに・・・コンパウンドの種類が無くてブロックが小さい昔のSタイヤ。

個人的にはラジアルタイヤとして扱うべきではないと思う。ジムカーナ数本とミニサーキット37週で半分以下に削れてしまうタイヤが、筑波を300周以上走れる01Rと同じ扱いというのは変な話。これをラジアルとして扱えば、皆R1Rを履くしか無い。

主催側やサーキット側でラジアル指定されていれば、ワンメイク化は仕方ない。履かなければ履いている人に負けるのだから、履くしかない。しかし、ある意味Sタイヤよりお金がかかるR1Rでしか競えないなんて、なんともツマラナイ話。それならSタイヤで走る方がよっぽど良い。

だからこそ、ラジアルに拘って走っている人の為にも、主催側やサーキット側が考えなきゃいけないと思う。各地の草イベントでS扱いになっている理由も頷ける。当然、猛練でもS扱い。

今後
他社も黙ってみていたワケではないのか、新タイヤが登場する。これで状況はひっくり返るかも知れない。

来年3月には、ブリヂストンからRE-11 (イレブン)が登場。1分ちょいのコースで01R比1秒近く速くラップするという性能が本当なら、驚異的。マイナーなグッドイヤーからも、本気っぽいタイヤがでるけど、ロードスターで履けるサイズはほとんどない。AD07も登場からかなり長いので、ぼちぼち出てきそう。ただ、それを見越してか? R1Rもサイズが拡充されるとの事。


自分も主催も、無理なく楽しめるレギュレーションで、楽しめる場所も維持していく。お金をかけすぎないコト。

コレ、長く楽しむために一番大事なコトです。


以上の記事はR1R利用者を非難する物ではありませんので、誤解無きよう。



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