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「 KENWOOD I-K70V と PIONEER DEH-P630 」

09/06/12(金)
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みどりのオーディオを交換してみた。物はケンウッドのI-K70V

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以前使っていたのはパイオニアのDEH-P630。 今はカタログ落ちして、現行モデルはDEH-P640のようだ。

どっちもそんなに高くなくて、実売2.5万ぐらいのもの。よく比べられるモデルなので、選んだ理由と実際に使ったメリット・ デメリットを簡単に。

オーディオ選び
・iPodダイレクト接続。日本語表示

基本的にはコレだけ。デジタル接続であるとか、音質の調整範囲とかも一応は考えた。 P630購入時点ではアルパインにもほぼ同クラスのモデルがあったんだけど、パイオニアのリアルタイム音量調整 「f特補正型リアルタイムASL」を試したくてパイオニアに。

良い点・悪い点
※個人主観で好き勝手書きますので、読まれる方はノークレームでお願いしますね~。

「DEH-P630の良い点」
・「f特補正型リアルタイムASL」使いこなしが非常に難しいが、 手なずければものすごく便利
・スピーカが潰れるぐらい幅のある音質調整(善し悪し)

「DEH-P630の悪い点」
・イルミが青く派手、見た目も派手
・内蔵アンプの質が低い
・ミュートする手段が無い

「DEH-P630感想」
室内が根本的にうるさい(フルノーマルでもその辺のファミリーカーよりよっぽどうるさい)ロードスターにとって超マストなのが 「f特補正型リアルタイムASL」。ただ、音量だけ調整してくれれば良いのに、イコライザまで触るもんだから使いこなしがすごく難しい。 極端に効かせると低域が膨らみすぎてスピーカが破損するレベルまでボコスカいう。

イコライザ系の音質調整は豊富なんだけど、無駄に多くて調整範囲が広すぎ、やっぱりスピーカが破壊しそうになる。とはいえ、 調整できないよりはイイと思うし「f特補正型リアルタイムASL」は使いこなせばめちゃめちゃ快適。

イルミの色や見た目は好みなんだけど、個人的にオーディは目立って欲しくなく、内装と調和して欲しいのでこの点は×。 (社外オーディオはどれも派手で参る・・・地味なのは高級品だし) オーディオの質は低く、スピーカの質が下がったような感さえ受ける。 中域のガサガサ感は安いオーディオ特有のもの。純正オーディオでももうちょっといい音する。とはいえ、ロードスターならさして気にならない。 (が、中域が綺麗に出るオーディオはうるさい車内でも聞き取りやすくで、あまりボリュームを上げなくても済む)

押しやすい位置にあるボタンがほとんど音質調整(1回触ったら普通はほとんど触らない)とかで、肝心のミュートがない。 コレはどこの社外オーディオメーカでもそうなんだけど、展示販売時のインパクト(アピールしやすい) だけ狙って実用性を下げるモノ作りってどうなのよ?と思う。

ちなみに、操作性は酷い。コレは、I-K70Vも同じ。ジョイスティック+回転+押し込み決定って無理があると思う。 センターボタンがあるだけで全然違うと思うんだけど。iPodの操作性に関してはぼちぼち。特に困りはしないけど、すごく良いワケでもない。

「I-K70Vの良い点」
・見た目がシンプル
・バリアブルイルミネーションで内装イルミカラーと調和する
・内蔵アンプの質がかなり高い
・音質調整はタイムアライメントまで備えている
・ミュートが出来る(右レバー押し込みで一時停止)

「I-K70Vの悪い点」
・起動時、必ず虹色に輝くイルミネーション(設定で切れない)
・画面表示レイアウトが手抜き過ぎで、選択の余地がない
・音質調整の範囲が狭い

「I-K70V感想」
青いP630に耐えられず、イルミ色を合わせたいというだけで買い換えてみた。希望通り色は合わせられてスッキリ。 起動時に虹色に輝くのはアレだけど、さほど気にはならない。音質の良さには驚いた。 中域の汚さは安物の3wayスピーカのせいだと思ってたんだけど、コレに交換してアンプ側だったとわかったほど。 ボーカルがすごく綺麗に気持ち良く聴け、ドンシャリでしか聴けない低質オーディオと一線を画するクオリティ。タイムアライメントもあるので、 前・後出力→ミッド・ツイータで出力してTA調整、サブウーファをプラスすればコレだけでかなりのレベルにもっていけそう。C/P高い。

ただ、イコライザの調整範囲がかなり狭く、ロードスターで低域がズンズン聞こえるレベルには持って行けない。ネット上で 「低音が出ない」と書かれていたのはこの辺が理由だと思う。パイオニアは、上にも書いたけど 「質はともかくユニットを潰せるぐらい調整出来る」。サブウーファがあれば問題無いけど、積んでる人は圧倒的少数派だよね。 (最大に調整して、走ってて普通に聞こえるぐらいにはできる。好みや装着スピーカの問題でもあるけど)

リアルタイム音量調整が無いのは、一度知ってしまうとちょっとツライ。(コレがあるのはパイオニアだけなんだけど) あと、 全体的な作り込みにやっつけ感というか、間に合わせ感がある。時間無かったのかな、みたいな。特に、画面表示に関しては 「細かい文字で5行表示」か「でっかい時計」ぐらいしか選びようがない。この点はP630が見やすくて圧勝。

操作性に関してはP630と同じ方式で、ジョイスティックはめちゃくちゃ使いにくい。無理がある。押し込みたくても右へ左へ下へ・・・ 乗りながらこんなのまっすぐ押せません。ただ、再生時に押し込めば一時停止のミュートが出来るだけ、P630より良い。iPodの操作性も、 頭文字のアルファベット一覧表示でジョイステック選択できるあたり、P630より使い勝手は良好。(P630はアルファベット頭文字を、 ジョイスティックぐるぐる回してABCDE・・・・なのですごく時間がかかる)

I-K70Vの外観
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ボタンが少なく、シンプルで凄くよい。ただ、希望としてはこんなテカテカしてなくて良い。 どうせホコリだらけで傷だらけになってしまう。

希望はマット。ステンパネルとかアルマイト仕上げとか・・・って見事にどれも高級品。

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でっかい時計モード(時計しかでないと言う割り切り表示)

写真では少し差があるように写ってるけど、実際はほぼ同じに調整できる。やや明るいので、減光設定した上でRGB調整してある。R1、 G1、B0だったかな。ちなみに、液晶パネルと、外部右・左の3ポイントで個別に色設定できる。暗くするとリフレッシュレートが下がって、 点滅してるのが(人によっては)わかるのはちょっとアレだけど。

CRT時代、リフレッシュレート60Hzは見た瞬間に気付く僕だったので、若干チラつきは気になる。 8割方の人は気がつかないと思うけど。

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と言うわけで思いつくままに好き放題書いたけど、結局リアルタイム音量調整が恋しくてP630に戻すことにした。 音質が少々悪かろうが、青かろうが、ちまちまボリュームを触りたくない横着者約2名にはクリーンヒットな機能だった。 (リクエストがあれば調整方法の詳細を書く・・・かな?)

実際にどっちか迷ってる方は、かるーく参考にしてみてくださいませ。正直、どっちも大差なくて悪くはないと思う。

PIONEER DEH-P640(楽天)
KENWOOD I-K70V(楽天) (旧モデルのI-K70が混ざってるので注意)

こんな高機能なオーディオが、どっちも2万台で買えちゃうとは・・・イイ時代になったもんだなあ。



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