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「 Maple A-ONE Gage(A1ゲージ)導入&使用感 」

12/05/08(火)
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GWはぎっくり腰して全部寝込んでたガラスの腰をもつ男ぐっさんですコンニチワ。

今回はアライメント測定機メープルA1ゲージを導入。キャンバーとトーが簡単に測定できるというのがウリ。

エーワンの部分がA-1だったりA1だったりA-ONEだったりして表記がちょっとややこしい。

 

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購入したのはフルセットで、ゲージが二本入ってる物。ちゃんと収納袋がついてくる辺り良心的。

STDとPROがあって、PROは大型車の6穴に対応。ハーフセットはゲージが1本で一箇所のみの測定、フルは2本で2箇所、パーフェクトは4本で4箇所。個人で使う実用面ではハーフの1本でほぼ困る事は無いと思う。

 

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ホイールナット二本を外して、ゲージ取り付け棒を付ける。


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棒にビスでゲージを取り付ける。キャンバーを計る時はおもり付きの糸をつるす。ゲージは自由に回転する。

 

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棒は裏と表で1.5mmピッチと1.25mmピッチ両方ネジが切ってどちらのハブボルトにも対応する。(ロードスターは1.5mm) 奥にゲージ取り付けビス用のネジが切ってあるから、ゲージもどちらからでも付くようになってる。

 

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垂直にしてキャンバーを読む。上の写真だとおよそ2度30分。すごく読みやすい。


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トーの測定は前後に取り付け。ハーフセットだと片方は棒を取り付ける。

車両によって前後トレッド差があるので、トレッド補正をする。トレッドは

NAロードスター:1405/1420(差15mm/片側7.5mm)
NBロードスター:1415/1440(差25mm/片側12.5mm)
NCロードスター:1490/1495(差5mm/片側2.5mm)

なので、フロントを計る場合はひもを引っかけるリアの基準点を7.5mm内側に、リアを計る場合はフロントの基準点を7.5mm外側に取り付けて補正する。前後どちらかだけにスペーサーを入れたりしている場合は、その分も加味する。

ホイールのナット面が基準になるので、前後でホイールが違う場合はナット面の厚さも見た方が良い。


棒は平面でナットのようにテーパーにはなっていないから、ホイールの平面部分に当たる。ホイールナットで完全に隠れる部分ではあるけど、ホイールとゴリゴリ接触しながら締めていくものだから、気になるようならワッシャを挟んでおくと良いかも。

 

 

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ひも引っかけ棒の深い溝がプラマイ0地点。溝は5mm刻み。NAロードスターなら7.5mmの補正だから、5mmか10mmどちらかを使う。2.5mmの差はたいしたことが無いというメーカーの判断なのか、2.5mm刻みだと見た目に溝が多すぎてワケがわからなくなるから、なのかはわからないけど、気分的には中間が欲しくなる。

 

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前後にゲージを付けている場合はゲージの中央に引っかける所があって、ここで補正する。説明書に記載は無いけど、こちらは2.5mm単位の溝があるのできっちり補正できる。

ひも引っかけ棒はハブセンターからいくらか(PCD/2分)オフセットするけど、ゲージだとハブセンターかつ2.5mm刻みなので、精度的に有利だと思う。(実際にどれほど誤差がでるかは不明)


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フックもピチっとはまる。ゴムひもなので、適度にテンションがかかって扱いやすい。

 

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ひもに影が出来て少し見にくいけど、フロントでおよそ50分のトーアウト。

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ミリに換算すると4.3mmでトータル8.6mmぐらいで大アウト。オススメ値でもなんでもないです注意。

※ハンドルセンター狂ったのを適当に調整してまっすぐ走るようにしただけ仕様

リアは片側30分で約2.6mm、トータル5.2mmのトーインで(モータースポーツ的には)普通。

トーは目盛りが細かい事もあって、もう少しゴムひもが細ければ良いなと思うけど、実用面ではコレだけ測れたら十分。


◆余談:キャスター
キャスターは測れないけど、揃えることは出来る。理屈では、ハンドルを半回転ないし一回転内側に回して、キャンバー値を測る。右を測る時は左に一回転、左を測るときは右に一回転。キャンバー値が左右で揃っていればキャスターも揃ってる。

キャスターがついている(寝ている)場合、ハンドルを切るとアウト側はネガティブ方向にキャンバーが増加する。(転蛇キャンバー増と言う) キャスターは車体横から見たときのハンドル回転軸の寝具合なので、たとえばキャスターが5度ついていれば、仮にタイヤが車体上空から見て90度切れた場合(実際には絶対に切れないけど仮に)に「ハンドルまっすぐの時のキャンバー値+5度」のキャンバー値になる。

半回転ないし1回転で計る、というのは、切ったときのネガティブキャンバー増加量が同じならばキャスターも揃ってるという事。

 

◆実際に調整する時
測定するだけならハーフセット(1本)でほぼ事足りるけど、実際に調整する場合はフルセット(2本)あった方が重宝するかな、と思ってフルセットを選んでみた。

実際に調整するときは、フロントのみ、リアのみ、という感じで進める。これは、左右の整合性が大事で、前後はそれほど関係ないという点。一箇所ずつだと都合が悪いのは、右では希望の数値が出るけど左は出ない、なんて事が多々あるから。

と言っても、普通はハーフセットで十分な気はする。

 

◆まとめ
アライメントで重要なのは絶対値ではなく相対値、それと左右の整合性。数字が大事なのではなく、「現状よりどうするか(増やすor減らす)」が重要。左右で揃ってないといけないのは言わずもがなで、まっすぐ走らない。(超特殊な例外セッティングを除く)

4輪アライメントテスターのようにビシッと数値が出る物ではないけど、相対変化と左右の整合性を出せると言う点で十分ツボが押さえられていて、かつお手軽。

車体の周りに糸を張ってメジャーを当てて換算して・・・うわああ足が糸にひっかかったよー!糸張り直しだよー!とやってた頃を思えば、拍子抜けするほど簡単。ゲージが車体に装着してしまえて、垂直水平が簡単に出せ、手が完全に空くというのが使い勝手面での大きなメリットだと思う。

と言うわけで、個人でモータースポーツを楽しんでいて、測定&調整してアライメント変化のトライ&エラーをする人たちには、すごく便利なツールだと感じた。

アライメントの沼にハマりたい方はゼヒ。

イケヤフォーミュラ製品案内:メープルA1ゲージ
楽天(参考):メープルエーワンゲージ
ヤフー(参考):メープルA1ゲージ/OVER WHELM



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