「 積雪パニック 」
05/12/25(日)
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朝起きると・・・ものすごい雪が降っていた。
おお、白い白い
雪国の人から見るとヘでもないような積雪でも感激してしまう都会っ子。雪がまともに積もるなんて20年ぐらい見てない気がする程、このへんは雪が降らんのです。
荒れ狂う吹雪の中、必死で通勤する人達を横目にぬくぬくとした車内でヨメ様を職場に送り届けた後(VIP待遇)、僕は用事で知り合いの板金屋へ向かう。雪はどんどん強さを増しちゃくちゃくと積もっていく。なんなんだこの雪の量は・・・・ほんのり感動する。板金屋に到着すると・・・
白銀ですよ
真っ白けなんですけど・・・・!!(←テンション上昇)
頼まれ物のPCを渡してコーヒーを頂き、帰ろうとする・・・雪はさらに強さを増す。・・・ちょっとヤバい?
わざと雪が多い部分を選んで・・・ちょっと強めにブレーキ
ずさささーーーーーー
おおおおお止まらない!!(感動)
ちょっと強めに加速
しゅるるるるるる・・・
おおおおおおお進まない!!!(感動)
都会っ子故、雪道でロドスタを走らせるのが初めてです。感動です。楽しいです。顔はにやけっぱなし。とは言っても、正直危ないレベルまで積もってきてまともに走れなくなってくる。ホントに全く雪が降らない都会なのでスタッドレスを履いている人なんてほとんど居ない。そこいらは大渋滞。FFでもまともに走らないようなコンディションになってきた。
ココは何処ですか?っていうか原付は大丈夫ですか?
渋滞はイヤなのでいつもの裏道ルートに変更。狭い川沿いのルートだ。
川沿いに進入する入り口になにやら看板が立っているが・・・雪で全く見えない。なんだろう。まあいいや。先に進む。進んだ先は・・・
人類未開の土地だった
おい、誰も走った形跡無いじゃないか。しかも完全に凍ってるじゃないか。雪が・・・すんごい雪が・・・・あ、さすがにちょっと泣きそう。川の近くって寒いのね。
時速5km。アイドリングでたらたらと頑張って走る。ちょっとでもアクセル踏もうものならクルマがナナメになる。ちょっとでもブレーキを踏んでもナナメになる。土手の上の道で、ガードレールは無い。うっかりすると転げ落ちる。
・・・なんで朝っぱらからこんなスリリングな事をやっているんだ
引き返す勇気がありません。頑張って出口を目指す。頑張ろう。とろとろと・・・
ぶぼぼぼぼ・・・・
ぶぼぼ・・・
ぶぼぼ・・・
あ、やっと出口・・・橋が見えてきた
あ
ああー
目に飛び込んできた物は
工事中に付き通行禁止
と言う無情な看板とショベルカー。
工事現場のおっちゃんが近寄ってくる
「なんで入ってきたん?通られへんで、ココ。」
「脇道あるけどなー。バキバキに凍ってるから転げ落ちると思うわ。やめときー。」
入り口にあった見えない看板は
「この先工事中に付き通行禁止」だったようだ・・・
「ココでUターン出来るから、戻ったらええよ。」
・・・ええ、戻りますよ・・・アノ道を・・。(涙)
また5kmで・・・。
何とか脱出
なんとか危険地帯から脱出し、比較的まともな道を走る。回りに回ってその工事現場の反対側にやっと出てきたが、やはり川の近辺は本気で凍っている。完全に凍結した路面がいくつもある。交差点で止まり、信号が青になって、そーっっっっとクラッチを繋ぐが・・・「しゅるるるる」 ・・・進まない。
それでもなんとかそーっとクラッチを繋ぐ・・・・
お、ちょっと前に進んだ
お、ちょっとナナメになった(カウンターをあてる)
さらに前へ前へ・・・・カウンタ・・・アクセル・・・
(もはや完全なドリフト姿勢)
あ、前のトラックのおっさんが笑ってる(羨ましいだろう)
なんとかクリア
こうして随所で「交差点時速3kmドリフト」を繰り出しながら無事家に帰ってきた。正直「ものすんごい面白かった」。クローズドで養ったテクが実戦に活かされるというのは快感です。雪道って楽しいなあ。みんなが雪山を恋しがる理由がほんの少し分かったような気がした一日だった。
昼も過ぎると朝の光景は何だったのかと言うほど、綺麗サッパリ雪はなくなりました。ちょっと寂しい。
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