「 ノーマルなロードスター 」
06/08/28(月)
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ヨメ様号OASISにて
今回はフツーの日記。・・・のつもりが、ノーマルなロードスターの話ばかりになってしまったので、タイトル変更。(最初は「日記」
ってタイトルだった)
・近況
青い方の作業は全くと言って良いほど進まず。どうもモチベーションが上がらない。暑いのもある。うん。走行予定はあるけど、
間に合わなければみどり色のクルマで行けばいいやって感じで、ゆるめ。
やっと夜が涼しくなってきて、夜のドライブへ出まくりの今日この頃。ロードスターの屋根を開けて、
ヨメ様と二人で特にあてもなくプラプラと走る。日焼けすることもないし、暑くないし寒くないし、風は気持ちいし、夜はクルマも少ない。
この時期の夜のオープンドライブは、都会でもサイコーに気持ちがイイ。
ノーマルなみどり色のクルマがやってきてから、青い方のクルマでどれだけのモノを失ってきたか気付かされた。
速さの代償に犠牲になっていく気軽さ、楽しさ。ノーマルって本当に凄い。何もかも、全部考え尽くした上でこの形なんだなーと。いや、
勝手な解釈かもしれないけど。
メットが当たっちゃうシートの高さも、オープンで気持ちいい開放感を得る為にこの高さなんだなーと。肘も丁度ドアの上。
髪の毛にほんのり走行風があたって、体が全部外にあるかのような露出度。すごい開放感。地の底までシートを下げた青いクルマに、
この開放感は無い。乗り降りは大変だし、お風呂の中みたい。メットは当たらないし、しっかり体もホールドされて情報も受け取れるから、
スポーツ走行には欲しいけど。
屋根を閉じてると「あまり聞こえないなー」って感じのマフラーの音量は、屋根を開けて丁度よくなる。流していれば、
助手席に座っている人との会話も遮らず、音楽も気持ちよく聴けて、マフラーの音も程よく聞こえる。どこを走っていても気を遣わないし、
周囲を威圧する事もない。絶妙に調律された音量と音質。いざ踏み込めば、むちゃくちゃ乾いた甲高いNAサウンドで、
シフトダウンも気持ちよく決まる。ノーマルってかなりカッコイー音だったんだって気が付く。
全く気を遣わないから、フラっと気軽に乗れる。乗ろうと思う。
気持ちよく流していて、ふとメータに目をやると60km/h。たったの60km/hで流している街中が本当に楽しく、気持ちいい。
家が近づくと「遠回りしようかな?」と、一瞬悩んで、遠回りしたりする。こう思わせるクルマって、やっぱすごいんだなと。
青い方に、こういう気軽さは無い。速さを求めた忙しく狭いギヤ比に、盛大な吸排気音。市街地で全開&
シフトダウンなんてした日には捕まりそうな勢い。捕まらなくても、周りの人は音に驚くし、寝てる人なら目が覚めるかも知れない。
高速道路の巡航で、マフラの音圧に息が詰まってくる。フツーのロードスターが来て、我慢してたんだなーとか、
気を遣ってたんだなってことに気が付く。クローズドで走る一瞬は、シビれる排気音が快感だけど。
こんな気軽に普段乗りできるクルマが、サーキットもジムカーナも普通に楽しく乗れる。ドラテクも鍛えられる。
絶対的なクルマの速さを求めなければ。
「クルマを買ったら、ノーマルは駄目だから、まずはココとココを交換して・・」みたいな、クルマ雑誌のイジれ風潮。読んでるウチに
「イジってないと駄目」「イジってる人エライ」「イジってクルマを完成(?)させてからサーキットへ行こう」
みたいな考えになっちゃうように書かれてる。それらを実現するにはお金も沢山必要。一度、立ち止まって考えてみて欲しい。
他のクルマは詳しくは知らないけど、ロードスターに限って言えば、ドノーマルでも楽しさに溢れた素晴らしいクルマ。イジるならイジるで、
目的(上手くなりたいのか、速い車が欲しいのか、格好良くしたいのか・・・etc)をはっきりさせないと、後でアレ?ってなりますから。
うーん。ノーマルのロードスターは偉大だ。そんな感じ。(ああ、長くなってしまった・・・)
注)イジったクルマが駄目だと言ってるワケではないので、誤解無きよう。
・万人がどんなシチュエーションでも楽しめるロードスター → ノーマル
・目的(速さだったり雰囲気だったり)に特化されたロードスター → チューニング
そんな感じ。楽しみ方は人それぞれ、千差万別ですから。
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