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「 ロードスターレストア4 分解しまくり編 」

07/06/02(土)
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ロードスター(の見た目)をレストアしてみるシリーズ。 その4。概要はその1にて。

前回まで掃除ネタが続いたが、ここからは「売り物のカッコが付いたので、バラして売りまくり編」である。 と言うわけで、メインイベントである全塗装に向けてバラしまくる。全塗装時に、モール類は可能な限り無い方が良い。 モールをマスキングで塗ると、後でフチから割れて剥げてきてしまう為。ただし、徹底的にやるとなると、とんでもない手間(or費用) となる為、程ほどで妥協する方が良い。(今回は、正直ちょっとやりすぎた)

普通の人には普通のロードスターが良い。ノーマルが素晴らしく良く出来ているのは、みどり号で十分理解出来ている。なので、 走りに振ったパーツは全撤去とした。

さー、このページも長いぞっ!!

シート
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シート無し車両に乗り込むぐ。

シートを取り外して売却。外すのは簡単。4本の取り付けボルトを外すだけ。シートが無くなってから、 ガレージからの入れたり出したりはシート無しで動かしていた。結構大変。ウルトラローポジ。

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「はい、ひっくり返してー!」「おりゃあー!」

二脚の梱包はもっと大変。あまりやりたくない。

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セレナの存在にありがたみを感じる瞬間。

二脚入りの箱はセレナでギリギリ。でっかい工具棚買った直後で、箱が大活躍。こんな大きな段ボール売ってないのよね。

ガンガンバラす。
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フロントのバーが外れた所。

先ずは6点ロールケージのフロントバー。このバーがあると作業性が悪い為。ひたすらボルトを外す。

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ちなみに、ボルト3点止め。

案の定穴だらけ。よくある話。ちゃんとシーリング打ってないので、錆てる。あーあー。フロントのバーが外れて作業性が良くなったので、 どんどん外していく。

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エアコンパネル変色しすぎ。

ここまで黄ばむ物か?エアコンパネル。オーディオは、CD入れたら出てこなくなった。

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エアコンパネル&オーディオ撤去。どっちも交換する。

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社外品のクイックシフトレバーなのでメッキ処理してある。シフトブーツはOK。

ついでに出来る点検はしておく。ココはよく破れて、MTオイルの香ばしい香りと騒音が上がってくるので要チェック。コレはOK。 割と最近換えたようだ。ついでだからレバーも交換しておく。("フツーのロードスター"にクイックシフトはいらない。十分クイックだから。)

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純正レバーは以前青で使ってた余り物。

つや消しブラックで塗ってから装着。ボルトは、何故かいっぱい転がってる「陸運局で貰えるボルト」で止めておいた。(笑)

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ガレージ狭いから、置く所がないんだよなあ・・・。

だんだんとエライ事になってくる。謎の配線もチラチラと見え隠れ。いらん配線は、追って切断!!

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いきなり大量に外れた後の写真。

幌、どーだバー、メインアーチ、リアバー撤去。ボルトの数が多くて面倒くさいだけで、難しい事は特に無い。リアはジャッキアップしてタイヤ& インナーフェンダを外すのがやや面倒。ロールケージの位置決めを失敗してか、やはり穴は沢山開いていた。後で全部埋めなきゃいかんなあ・・・ 。

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オー!?

ベルトユニットゆるゆる。ココ、よく緩んでる気がする。鉄板にタッピングという随分頼りない止め方で、 何か考えがあってこうなってるんだと思うけど・・・。とりあえず、ちゃんと締めておく。

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ウェザーストリップ撤去。NB用に交換する予定。写真無いけど、ステンレス製のボロボロだったスカッフプレートも撤去。

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頑張れヨメ様。

どーだばー梱包。

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プチプチがなくなって買い出しに行くの図。

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スカスカになってきた。

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幌のフチのカサカサになってるヤツ。

リアベルトラインモール撤去。

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やたらボルトが多いのと、ブチルで粘着しているので少々力がいる。あと、糸引いたブチルが付いたりして鬱陶しい。そして・・・

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ねとねと。

外した後のこのネトネトを処理するのにえらい時間を食う。うっかりツナギが当たって泣きそうになったり。かなり面倒だったが・・・ コレを外すのと外さないのでは、全塗装の仕上がりがひと味違う。

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頑張るヨメ様。

もう中が何だったか覚えてないが、とにかく梱包しまくる。無茶苦茶時間かかる。大物の梱包はイヤだあああ~~~・・・ (ってほとんどヨメ様がやりました。スイマセン)

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フロントガラスモール撤去。全塗装時にはなるべく外して挑みたい部分。ただし、取り外しは容易ではなく・・・全力で力を入れて引っ張っても、 全然取れない。どうやら、ガラス接着剤と一緒に接着されているらしく。プロはどうやって外しているのか・・・。 頑張って頑張って顔を真っ赤にして引っ張り続けた結果、途中でちぎれた。途方に暮れながらも、 なんとかボディに覆い被さってる部分は撤去した。あまりやりたくない作業の上位にランク。ヒートガンで温めれば良かったのかなあ。

コレに行き着くまでに、ワイパーアームとその下のカウルも撤去済。

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後ろのプレート、アンテナのゴム、ドアのモール。ドアの全週取り巻いてるモール。

こんなのも外しておく。とにかく、全塗装時にマスキングしなくて良い様に、「見える部分にマスキングで境界線になる所が無くなる様」 外せる物は全部外す。ついでに新品に交換出来る物は、リフレッシュを兼ねて特に外しておきたい。冒頭にも書いたが、少々やりすぎた。

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フロントバンパー撤去。一度缶スプレーで塗ったバンパーは、総剥離でもしない限りは救えないので廃棄。他、羽付のトランク(売却) やサイドステップ(売却)、ホイール&タイヤ(売却)も外した。一部妙な落札者とのやりとり(落札後に手間のかかるお願いされたり)もあり、 結構な時間を要した。失う物が何もないような人に落札されたら、ウ○コでも踏んだと思って有る程度要求を呑まなくてはいけない・・・ 不幸なやりとりだった。

どーだバーのあて板を外す
特に大変だったのが、どーだバーのあて板。どーだバー自体は、ボルトが多いぐらいでなんて事はない。 ラチェット用の六角さえ用意すれば簡単に終わる。

あて板はボディに溶接止めされ、あて板に溶接されたナット(ボルト穴)にどーだバーを止める構造になっている。そのままにしようか考えたが、 裏の錆も気になるので、やっぱり外す事にした。外したなんて話は聞いたことが無かったが・・・外れるのか?まあ、 削ってしまえばなんだって取れるハズ。たぶん。

グラインダー片手に突撃。

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ガーーーーー!!!

溶接箇所をグラインダーで削り落としていく。場所が場所なので、結構大変。ある程度削ったら、マイナス差し込んで殴る。 タガネ用意すれば良かったと、後で気付く。

で、なんとか外して開けてみた。

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「さび が あらわれた!!」

おお。(汗)

かなり錆びてる・・・アップで。

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上側はそうでも無いんだけど、下側が酷い。水が入って溜まった様な感じだ。錆びてるのは、塗料が熱で焼け飛んだ部分。反対側も同じ状態。 外してみて良かった。自分のも装着から7年経っているが、どうなっているのか・・・一度外してみようと思う。

整備する
同時に、基本整備もある程度やっておく。油と水の全交換、点火系のチェック等。まずはプラグを外してみる。

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ぐずぐずの7番相当プラグが出てきた。左は、手持ちのDENSO VK16(5番相当)。ノーマルEG、 ノーマルECUに7番入れても調子悪くなるだけ・・・というのは、ロードスターを買ってすぐに7番を付けたワタシが言うのだから間違いない。 (笑) プラグ真っ黒けだったなあ。

手持ちの良品5番に付け替えておいた。プラグコードをチェック。

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うおっ!?

2本が激しく腐食。水でも入ったんだろうか・・・コレは銅の錆で緑青(ろくしょう) こんなので調子が良いわけも無く・・・

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ぷしゅーっと。

接点クリーナーと綿棒でひたすら掃除。

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ぐずぐずだ・・・。

こりゃすごい、学会で発表しなくては・・・。

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ひたすら磨く。プラグコードも含めて綺麗に仕上げた。結構調子良くなるハズ。続いて水。

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錆びてるし!!

ちゃんと入ってないし!!

この感じ、クーラントじゃなくて「水」だな・・・サーモスタットちゃんと付いてるのかなあ・・・。ハードな走行に使われた車両にありがちで、 クーラントより冷えるからと水を入れる。水は錆びるから、入れちゃ駄目なのよ。

・・・リザーバタンク外してみる。

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入ってる?

空だ。

コレ、色素沈着。入ってるように見えて入ってない。古いタンクではありがちなので、要チェック。「ええい、こんなタンクいるかー!!」  ぽいっと廃棄。

ラジエターはある程度洗って新品クーラントを入れておいたが、ラジエター自体がもう寿命。近い内に交換した方が良いだろう。割れると思う。 ホース類も全部駄目。大体、この程度の年式はこうなって売られていくと言う典型。(10年選手で、 全部交換時期に来て諦めて売却というパターン)

で、タンクの横に

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ナニコレ

「なぞの はいせんが あらわれた!!」

辿っていくと・・・ヘッドライトに繋がった。昔流行った、ヘッドライト強化ハーネスってヤツか・・・効果有るのか? 試しに右側: 強化ハーネス、左側:純正配線で点灯させてみた。ヨメ様に見せてみた。

ぐ「どっちが明るい?」
ヨメ様「うぅぅーん・・・一緒やけど・・・あえていうなら、左?

効果無し。

ヤだなあ・・・面倒くさいなあ・・・ほっとこうかなあ・・・でもやっぱりスッキリせんしなあ・ ・・。

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気分は、よいこ浜口

面倒くさかった。余計な配線は信頼性を下げるだけ。なるべく、シンプルに。

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すね毛がセクシー。

MTオイルの交換を手伝ってくれるボルトンの図。いつもありがとう。エンジンオイル&フィルタも交換した。

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点火時期調整。いつものように溝にマーキングしておく。見やすい。

デフが届く
バキバキの機械式LSDが付いているので、コレも外して普通のトルセンにする。たまたま、中古が安く見つかったので購入。が、 届いてビックリ。

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見た目悪いなあ・・・。(汗) 使用には問題なさそうだけど。

コレは、デフマウントを純正新品に交換して載せる事にする。

全塗装準備完了
前回の幌清掃から、ここまでの作業(全バラ、売却&梱包、整備)で、毎日のように何か作業して24日間が経過していた。 購入から約1ヶ月半である。コレで、全塗装時に邪魔になる物は全部外して、ほぼドンガラになった。全ての売却も完了し、 総費用はどうなったかと言うと・・・

・購入価格:約30万円
・売却益:約35万円

トータル:-5万円

車両代金がタダになって、5万円お釣りが出た。苦労の甲斐があった。まあ、 工賃と時間に換算すればこんな物なのかも知れないが、そこは時間&工賃プライスレスなプライベート野郎の強み。目の前に残っているのは、 椅子もバンパーもタイヤも付いてない、解体車同然のロードスターだけど。

当初の予算は40万なので、余った5万円と合わせて純粋に45万円かけられる様になった。コレはデカイ。 レストア予算としては可愛い物だが「ぐの工賃プライスレス」だから出来る、徹底的な見た目レストアを敢行する。ちなみに、お店に任せれば 「徹底的に全塗装して!」と言えば大半無くなって終わりぐらいの予算だ。

この後、八尾のお店まで持って行かなくてはいけないのだが、ある重要な事に気が付く・・・。



全塗装編につづく。



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