「 あれから一年 」
07/10/31(水)
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来た日のくるり。手のひらサイズ。不安げな顔。ヒゲいっぱい。鼻黒い。
この日、
くるりが来た。
今日のくるり。大人サイズ。貫禄の表情。ヒゲむちゃくちゃ。お鼻テカテカで健康そのもの。
くるりが来てから、丁度一年経った。推定8月生まれなので、1歳ちょっと。立派な大人猫に育ってくれた。良かった。ヨメ様も一つ歳を重ねた。
おめでとう。
体重2.8kgの小型猫。メス。餌は1年を境に、サイエンスダイエットのキトン(幼猫)から、インドアキャット(室内猫用)にチェンジ。
量は50g/日で、朝晩の二回に分けてあげている。ウ○コは絶好調かつ、体や足についていた事が全くないので、
もはやプロ級のウ○コ上手猫である。
ご飯は大好きなので、二階にいても「くるりーごはんよー」と言うと降りてくる。割とかしこい。んで、とても大人しくてなつっこい。
朝起きて出会ったり、部屋に入るとかならずこうやってもたれかかって、もじもじ?する。ちょっと爪が出てて痛い。
くるりなりの挨拶だと思ってる。頭をぐわしぐわしと撫でる。ゴロゴロいう。
居間の鴨居に、親戚のおっさんから貰ったフローリング板の余りをくっつけてみた。上にはカーペットを貼って。
もう、超お気に入りで上ったり降りたり。いつもこの上でくつろいでる。
眺め良し
猫は元々高い所が好きで、ちょっかいも出されにくいので気に入ってるらしい。
毎日元気に遊んで、鼻もテカテカ、ウ○コもばっちり。一年健康に成長したので、もう大丈夫と思って書いてみる。
◆猫の病気
ウチに来てすぐ、獣医に連れて行った。健康チェックや予防接種、ノミの駆除などをお願いに。猫エイズ(FIV)や猫白血病(FeLV)
の予防接種を受けるか聞かれ、念の為お願いした。
予防接種を受けるには、採血して検査しなきゃいけない。既に陽性の場合、予防接種が引き金で発症してしまうらしい。
来たときから健康そうだったので、まさか無いとは思うけど・・・と言われながら、試験紙に血液を落とす。
猫白血病の陽性反応が出てしまった。獣医さんは「こんなに健康そうな猫で出る事なんてまず無いんだけど・
・・万が一って事もあるから、一週間後にまた来て。お金はいいから」と。見た目は怖いけどすごく良い獣医さんで、良くして貰った。
残念ながら二回目の検査も陽性だった。これで間違いなく陽性。獣医さん曰く、恐らく親から貰ったのだろうと。
くるりは猫白血病キャリアだった。
◆猫白血病(FeLV)
猫白血病は治らない。予防は出来ても、感染したら治すことは出来ない。大体、生後28週(約半年)
までが発症するかしないかの分かれ道で、発症した場合は徐々に弱り、
長くても3年程度で死んでしまう。しかし、この期間に発症しなければ、
大半はキャリアのまま寿命を全う出来るらしい。
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2~6週間 |
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3~22週間 |
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10~30% 持続性の
ウィルス血症 |
→死亡
多くは3年以内に死亡 |
感染→ |
ウィルスは
増殖するが、
この期間は
健康 |
→ |
ウィルス血症
発熱・無気力 |
→
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↑
↓
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↑ストレスなどで
↑10%未満が再発 |
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70~90%
潜伏感染
ウィルスが骨髄で潜伏、
臨床症状はない |
→回復
回復した猫は発症
する事はない |
(以上、FeLV、FIVパンフレットより)
発症する確率は、資料では10~30%らしいのだけど、獣医さんの話(経験)では、大体半分ぐらいは発症(持続性)してしまうと。
どちらにしろ一度発症はしてしまう。
飼い主に出来る事は、極力ストレスを与えず、健康を維持してやる事だけ。ストレスや病気が発症の引き金になる。
・定期的に健康診断を受ける
・避妊や去勢をする(さかりがストレスになる為)
・ストレスを感じさせない環境を整える
・栄養の良い食餌を与える
・寄生虫を駆除する
(以上、FeLV、FIVパンフレットより)
正直、最初は二人して結構落ち込んだけど、とりあえず出来ることはしてやろうと頑張った。と言っても、ちゃんと(決まった時間と量)
餌と水をあげて、トイレを綺麗に保って、暖かい寝床を作って、ぼちぼち遊んでやる、外へ出さない、ぐらいの、
ごくあたりまえの事ばかりだけど。
一時、一日中嘔吐し続けて全くご飯を食べなくなった時期があった。もしかすると、このとき症状が出ていたのかも知れない。
猫白血病は他の猫に感染してしまうので、くるりは他の猫と遊ぶ事は出来ないし、子供も作れない。くるりはどんくさく、
猫とは思えないほど遅い。作ってやった板から寝ぼけて落ちてきたり、遊んでて足を滑らせて落ちたりする。ジャンプ力も極端に低く、
僕の腰ぐらいまでしか飛べない。(普通、肩ぐらいまでは余裕で飛ぶ)
猫(動物)の世界では、能力が低かったり病気を持ってる子供を"間引く"事があるらしい。ウチの裏で一匹、
餌も食べずに何日も鳴き続けていたくるり。もしかすると・・・と思ったりもした。
でもまあ、ココは人間界。こんなくるりでも、"人間の家族の一員"として安全に寿命を全うするまで暮らしていけると思う。
僕らの毛むくじゃらの愛娘。毎日とても可愛く、ほっとする。もう生まれて1年2ヶ月が過ぎ、すごく元気でやっている。病気も、
もう大丈夫だと思う。
ヨメ様の誕生日に来た猫、くるり。毎日元気にやってます。
我が家の癒し系、くるりさん。
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