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« 2007年09月 メイン 2007年11月 »

10月03日 『 近接排気騒音を測る 』騒音計で近接排気騒音を測ってみる。
10月05日 『 くるり近況 』くるり近況。
10月09日 『 つれづれオイル交換 』セレナのオイルを交換する。
10月10日 『 みどりの整備 』燃料ポンプ、クラセンOリング、オイル交換あれこれ。
10月17日 『 BPエンジン排気カム流用と1mm面研とバルタイ 』ロードスターのバルタイとか。
10月19日 『 ギヤ比とトルクのオイシイ関係 』クルマはトルクで走ってるのサ。
10月24日 『 上まで回れ!ハイカム導入の巻 』ハイカムでどたばたする。
10月31日 『 あれから一年 』くるり、一年。病気の話。

「近接排気騒音を測る」

07/10/03(水)
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近接排気騒音・・・継続検査の時に(たまに)測られる奴。規制値以上だと車検に通らない。詳しくはJASMAの騒音値規制に詳しく書いてある。

リンク先の表はちょっと見にくいけど、我々に関連する項目は

「定員10人以下の乗用車で、普通・小型・軽自動車(二輪車・側車付二輪車を除く」
「後部エンジン以外」で「定員6人以下」なので
H元年規制:103db (デシベル) H10年規制:96db H11年規制: 96db

が該当する。H10年規制というのは型式がE-からGF-とかに変わった車種で、我々で言うところのNBロードスターから。なので、 NAロードスターで103db、NBロードスター以降で96db以下であれば車検対応となる。 (猛練で話した方々、96dbは新しいクルマ用でした。嘘言ってゴメン~)

計測は、マフラーと同じ高さで、45度の角度、50cmの距離に騒音計を置き、最高出力回転数の75%の回転数までエンジンを回した状態を5秒間キープ。で、 急激にアクセルオフした時の音量を計測する。 騒音計の設定はA特性FASTにて。(マフラー音量の表示に 「96db/A」と書いてるのは、このA特性という意味。他にC特性とかFLATとかあるけど、普通「騒音」を指す場合はA特性らしい。 (この辺を参照) )

ややこしいけど、要するにカタログに記載されている最高出力発生回転数の75%。ロードスターなら

BP型
最高出力 130ps(96kW)/6500rpm
最大トルク 16.0kg・m(156.9N・ m)/4500rpm


なので、6500×0.75で、4875rpmとなる。メーター誤差も考えると、大体メーター読みで5000rpmで丁度良いぐらいかな。 ちなみに、ちらっと調べた他のエンジンは

B6
最高出力 120ps(88kW)/6500rpm
最大トルク 14.0kg・m(137.3N・m)/5500rpm

B16A -> EG9 CIVIC
最高出力 170ps(125kW)/7800rpm
最大トルク 16.0kg・m(156.9N・m)/7300rpm


という感じ。

自分の音量が気になる
なんとなく前々から、車検対応というのはどれぐらいの音量だろうと気になってた。で、少し調べると・・・騒音計って、 家庭用ならそんなに高額な物ではない事が分かった。

家庭用騒音計GS-04
家庭用騒音計GS-04

買ってみた。6千円ぐらい。ヤフオクとか楽天にゴロゴロしてる。値段的にかなり怪しげな商品が来るのかと思ったら、 見た目も作りも超しっかりしてて、ちゃんとしたハードケース(プラスチックだけど)と説明書が付いててびっくりした。

で、何台か計ってみた。ちなみに、NA8のノーマルは近接排気騒音90db/A(フジツボ資料) らしい。

自分のロードスター
NA8:BP型、面研1mm、ECU調整、マキシムワークスエキマニ、純正触媒、二寸管(ファンネル無し)

計測結果:96db/A

実際に計ってみると、アクセルオフでぽんっと2、3db数値が上がる。で、愛車の計測結果は96db。なんだ・・・車検まで7db。 全然余裕じゃないか。7db大きくなったら全く別物だからなあ。(簡易計測機なので誤差は+-1.5db) 二寸管、車検いけるんだー・・・ ってことは、前のヒットマンなんて全然余裕だったんだろうな・・・車検の時わざわざノーマルに戻したのに・・・。

同じ二寸管のE.T.氏は、95dbぐらいだった(純正触媒、ハイカム)。1dbは面研分かな。

ちなみにサーキットの規制値では、TSタカタで100db以下、筑波で96db以下(競技車両110db以下)等々。 関西は比較的緩いらしい。(岡国・セントラル・鈴鹿等)


と言うわけで、なかなか遊べて実用的な気がする家庭用騒音計であった。



一家に一台、騒音計。(いらないって)






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「くるり近況」

07/10/05(金)
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寝るくるり 
変な寝相。

現在1歳ちょっと。体重は3kgぐらいでややふっくら。いたって普通だけど、ややネコっぽくないネコ様に成長したくるりさん。警戒心ゼロで、 いつでもどこでもその辺でごろごろしている。頑張ってしつけた気も無いけど、悪さも全然しなくなったし (置いてあるティッシュぶちまけるとか)、よくなついてて家中どこでも付いてくる。甘えてごろーんと転がっておなか見せたり、 膝に乗ってきたり、背中押してきたり。ちょいと甘え過ぎかなーとも思うけど、とても手のかからない良いネコさんに育ってくれた感じ。 愛想良し。

くるり起きる
ん?

最近のくるりブームは階段を使った追いかけっこと、猫じゃらしを使った高速回転。椅子の上は相変わらず好き。

階段追いかけっこは最近誘ってくる様になった。さあ!おいかけなさいよ!って感じのキラキラした眼差しでこちらを見てくるので、 「ぐる゛り゛ぃ゛~!!」と言いながら追いかけると全力で階段を駆け上り、二階の部屋にある三階建てネコハウスの一番上までよじのぼる。 ネコとしては大変どんくさいので、逃げる時に廊下で滑ってこけて玄関に落ちたり、ネコハウスの頂点手前で力尽き、ぶら下がってたりする。

アンニュイくるり 
ふう・・・。

相変わらずヒゲはむちゃくちゃでちっともネコらしくない。マユゲ生えてこない。 野生を放棄したので無くても困らないから生えてこないんじゃないかとか想像中。

寝るくるり
zzz・・・。

くるり起きる
・・・ん?

そんな感じで、まったりと家族の癒しになっているくるりさん。

くるりカワユス!! 
むちゃくちゃにされるくるりの図。

ヨメ様のくるりカワユス!!も加熱の一途であり、日々くるりの意思とは関係なく、むちゃくちゃに可愛がられている。






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「つれづれオイル交換」

07/10/09(火)
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ガレージにきちきちのセレナ
でっかくて収まりきらない。水あかで汚れすぎ。

ロードスターじゃなくて、我が家のサポートカー、セレナのオイル交換をする。

日々、荷物運びや人運びに活躍中。6人までで小旅行する分には大変具合がよろしいが、乗り心地が悪すぎるのが悩み。 突き上げが酷いのにロールも大きい。最近ダンパが抜けてきたのか、余計ロールするようになってきた気がする。「乗り心地よし!」 とうたう某社の車高調に換えたら余計悪くなり、すぐに売り飛ばした苦い過去を持つ。遠出の燃費は案外伸びて、 車重1.6トンで2.5リッターエンジンながら、10~11km/lぐらいは走る。街乗り燃費は車格なりに6~7km/l前後と悲しい現実。 加速が無駄にNA6より速いというオマケ付き。

話が逸れたが、本題。

セレナの整備メモ
エンジンルームのオイル交換メモ

養生テープに書いたメモから、約1年前に交換したらしい。

セレナの走行距離
現在の走行距離

で、今5.8万キロなので、9千キロぐらい走ったらしい。あまり使ってないつもりなんだけど、主に遠出に使われるので案外離が伸びる。

実用車なので、年1回か1万キロを目安に交換。丁度良い頃合い。

オイルの汚れ

1年と9千キロ使ったオイルの汚れ具合はこんな感じ。もっとドス黒いオイルが出てくるかと思ったけど、案外汚れてない。で、 ちゃっちゃと交換。勿論、毎回フィルタも交換する。車重がロードスターの1.6倍で、それもほとんど前の重量なので(前軸920kg) 実質ロードスターの倍。油圧のフロアジャッキでも結構重い。

新しいオイル 

交換後、少しアイドリングしたオイル。こうやって比べると、やはり汚れてたんだな。でも、ロードスターのオイルの汚れ具合 (銘柄にもよるけど)に比べれば全然マシな気がする。新しいクルマなので、やっぱり汚れにくいのかなあ?オイルはトヨタ純正の0W-20 SM。激柔だけど、指定粘度。

交換後のフィーリングは・・・良くなった・・・様な気もする。(笑) 排気量が大きくなるほど、 オイル交換の変化はわかりにくい気がするなあ。






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「みどりの整備」

07/10/10(水)
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お知らせ:11月に猛練が開催出来ることになりました。詳細は猛練WEBにて。

ロードスターの燃料ポンプ
燃料ポンプ換えた。

みどりの整備。幌交換の時に同時にやった分。

10万キロを超えたので燃料ポンプをNB2の低走行モノに交換した。そろそろ保険で。外した燃料ポンプの中身が見たかったんだけど、 構造が全然わからず、途中で断念・・・。次は燃圧レギュレータも換えようと思う。ところで、燃料ポンプ奥のフタ。

ロードスターの幌下の奥

なんだろうと思ってたんだけど、試しに開けてみたら・・・

ロードスターの幌下の奥 

燃料ホースのサービス窓のようなんだけど、頭のボルトが回しにくくていつも「いーっ!」ってなってる左リアサスの頭が丸見えだった。 幌が無い人はココからやる方が楽かもしれないと思った。

ロードスターのクランク角アングルセンサー

つづいて、クラセンのOリング交換。みどり号は唯一、ココからオイル漏れしている。まあ、定番箇所なので、 10年換えてなかったら確実に漏れると思って良いと思う。これもまた、若干いーっとなる狭い所に付いている。コネクタやボルトを外して、 クラセン本体がエンジンから抜けても、その場から絶妙に出られない。あと3mm広かったら余裕で出られるのに・・・ぐらいの隙間。 知恵の輪のように絶妙に抜ける隙間を見つけてすぽっ。さほど難しくないけど、ちょっと悩む。でも次は楽勝の気分。 差し込むときはミラーでカムの角度を見て、ハマる角度をなんとなく合わせてから戻す。

ヘッドカバー外れてればなんてこと無い作業なので、やはりタイベルの時についでにやるのが良いかなーと思う。

ロードスターのクランク角アングルセンサー

Oリングは案の定カチコチで平面化しており、Oリングというより四角リングって感じだった。外そうと思ったらプチって切れた・・・ というより割れた。ひじょーに硬かった。

ロードスターのクラセンOリング 99541-03801

ロードスターのクラセンOリング。

Oリング 99541-03801 220円

3個発注。どうせうっかり切っちゃったりするから、余分に発注。後は、エンジンオイル、フィルタ、ミッションオイルを交換して終了。

抜いたエンジンオイルは、奮発した某高級オイルモ○ュール。入れた理由は、高級オイル耐久テスト。引っ張っても大丈夫かなーと。で、 結果から言うと、約4000kmの通勤使用と猛練1回で終了した。猛練後は暖機後のアイドリングで油圧が1.3kg。通常は1.8kg辺り。 どうなんだろう。正直よくわからないけど、耐久性は長年使っている仏油の方が強い気がした。

交換後は信頼と実績の仏油。フィルタはマツダ純正。ミッションオイルはワコーズのMT-75。5速ミッションとMT-75の相性は凄く良い。 年中通して入りに問題無いし(連続周回除く)、クローズドで酷使しても金属粉はほとんど出ない。6速はまだOmegaの690を継続中。 コレも凄くフィーリングが良い。ぐにゃぐにゃの6速が5速になるかのようなカッチリ感が今も継続中。今は75W90 FFSPだけど、 次は普通の75W90も試してみよう。高いのと、フィールも悪くないので、もうちょっと引っ張ってみる。 (金銭面) 金属粉出てなければ永久にコレにしよう。そんな感じ。

という感じで、整備後は幌も含めて全体的にフィーリングが良くなったと言うか、気分が良くなった。よしよし。


みどり号は現在10万6千キロ、タイベル類はまだ無交換。そろそろやらないとマズいので、着々と準備を進めている。それと、 オイルを吹いたNBビルは、心優しい方がまたNB1のビルを提供してくれたので、そちらに換えて継続出来る事になった。 ありがとうございますぅぅぅ・・・。しかし早い物で、みどり号が来てからもうすぐ2年。年末には車検を受ける。 8万6千キロで買ってもう10万6千キロだから、なにげに良く乗ってるなあって感じ。

しかし、2年もかけて整備してるのか。なかなか終わらないな・・・。年末の猛練ラッシュまでには仕上げたい所。自分のクルマも。






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「BPエンジン排気カム流用と1mm面研とバルタイ」

07/10/17(水)
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めっちゃ後日追記:結論をざくっと書いちゃいます。1mm面研排気カム流用の最適バルタイは110-105。排気系の組み合わせで排気側バルタイの美味しいところが多少変わると思うので振ってみるもよし。このメニューは色々やりつくし見てきた中でコスパ最強ライトチューンです。ここで留まるのが大半の方にとって吉だと思う。


ロードスターBP

今日は、僕が苦手なエンジン関係の話。3話ぐらい続く予定。

ウチのBPエンジンは、1mm面研、排気カムインテーク側流用で、コストパフォーマンス重視のお手軽仕様。 ヘッドはO/Hに加えてポートの段付き修正と燃焼室の段付き修正も行っている。腰下は11万キロ走行でO/H無し。 オイルパンからオイル漏れ仕様。

・・で、今使ってるエンジンの特性をどどんと公開。 (プリントしたのをスキャンしたのでちょいと見にくいです)

バルタイ:102-105
ロードスター:バルタイ102-105 
水色がトルク、赤が計測馬力、緑が修正馬力

ロードスター:バルタイ102-105

2006年4月のシャシダイデータ。ローラーが滑ったのか、回転数がうまくとれていないのでその辺は参考程度に。 実際は7600rpmまで回してある。トルク特性はこんな感じと思って貰えば良いと思う。バルタイは102-105。 バルタイの数値は目安でしかないので(基準の取り方次第でズレる)、参考にしかならないけど、こんな感じ。真冬はまともにアイドルしない (とか書くと、非常にカッコイイ気がする)ので、Eマネでアイドル付近を進角させて回してた。ピークトルクは4600rpm辺り(参考) で16.5kg/mで、以下緩やかに落ちていく。ちゃんと測れて140~145psぐらいだったと思う。

バルタイは、エンジンの仕様がコロコロ変わるので凄くオモシロイ。振り方次第で別のクルマになる。わかりやすい例が以下。

バルタイ:110-110
ロードスター:バルタイ110-110 

ロードスター:バルタイ110-110

こちら、同仕様同日でバルタイ110-110のシャシダイデータ。段付きロケット加速仕様。4000rpm(参考) 辺りから急激にトルクが立ち上がり、一番上では落ちてしまう。ピークトルクは102-105より低いぐらいで、実は速くなってないのだけど、 こっちが速いと騙されやすい。キタキタキターっ!!って感じの特性。ジムカーナ的な実戦だと、回転が落ち込むポイントで立ち上がらない。 他に、上まで綺麗に伸びるバルタイもあり、ウチだと110-105が一番上まで伸びるけど、下は減る。

と言うわけで、バルタイは、トルクの出方や位置が変わるモノ・・・と理解している。上記はエンジンの仕様やカム、 そもそもバルタイの取り方で全く違うので(110度が本当に110度か・・??)、本当に参考程度に。 燃調や点火を触っても正直よくわからない人も多いと思うけど、バルタイは確実に体感出来るぐらいガラっと変わる。ちなみに、燃調・ 点火で確実に体感出来るレベルは、現車合わせでかなり詰めないと無理だと思う。ポン付けは主にプラセボ、目隠しテストで分かればそこそこ、 助手席のヨメさんが気付けば本物だと思う。

最後については、かなり信憑性が高い事が当サイトの実験データから証明されており、後日学会に発表しようと思っている。(嘘)


長らく、不特定多数コース(つまりはジムカーナ)実戦重視(のつもり)で、 下からぐぐっと立ち上がれる102-105のバルタイで走ってきた。ハーフアクセルからの立ち上がりはキラリと光るモノがあり、 お手軽仕様らしからぬ加速感で、誰に乗って貰っても好評だった。この特性に合わせてeマネをセッティング。中間域はもりもり燃料が入った。 点火もごりごり進めた。上の燃調はガリガリ削った。数値的には、怖くて連続周回出来ない仕様になった。 詳しい人に怒られそうなので数値は伏せるが、体感では確実に速くなったし、壊れてないからヨシ。この状態でシャシダイに載せた事がないが、 上がってるに違いない。(希望)


つづく






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「ギヤ比とトルクのオイシイ関係」

07/10/19(金)
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出力比較グラフ追加
バルタイでトルクの出方は変わる。じゃあ、 どんなバルタイを選べば一番"オイシイ"のか? コレは、エンジンの特性、走るステージやギヤ比、ファイナル、 シフトポイント等をトータルで考えなきゃいけない。

バルタイ102-105の時のシャシダイ結果をエクセルに落とし、スタート回転数を2000rpm、最高回転数を仮の7600rpmとし、 中間回転数は均等で割り付けた表を製作してみた。コレで馬力は計算から求められる。回転数がとれていないだけなら、 コレで恐らく精確な数値が出ると予想。シャシダイは、"トルク"を測定する装置のハズなので・・・馬力は、 簡単に言えばトルク×回転数の数値。高回転で高いトルクを発生しているエンジン=大馬力エンジン。正確には、「(トルク×回転数)/716 = 馬力」。

102-105シャシーダイナモ結果

135.5ps。最大トルクは恐らく4500rpm辺り。下に降ったバルタイだと、上のトルクは落ちるから大体こんなものだと思う。 (案外精確にでたなぁ)

トルクは

16kg以上:赤
15kg以上:オレンジ
14kg以上:黄色
13kg以上:緑
12kg以上:水色

で色分けしてみた。シャシダイでは7600rpmまでだったので、普段全力で回しきっている7800rpmを予測として追加。 トルクカーブは急落してそうなので、もっと落ちてるかも知れないけど、まあ目安として。

で、コレにギヤ比のデータを合わせると、以下のようになる。

ロードスターシャシダイ結果2 

横の色つきバーは、レブまで引っ張ったときの使用回転域。ピンクのバーはNAの純正である5速ミッション+4.3ファイナルで、 7000回転でシフトした例だけど、

・1速で56.6km/hまで加速し2速へ
・2速に繋がり4200rpm
・2速7000rpmで94km/hまで加速し3速へ
・3速に繋がり4930rpm
・3速7000rpmで133km/hまで加速し4速へ・・・

と言う感じ。ここで、シフト後のトルクを見ると

・1速で56.6km/hまで加速し2速へ
・2速に繋がり4200rpm 16.3kgmのトルクを発生
・ 2速7000rpmで94km/hまで加速し3速へ
・3速に繋がり4930rpm 16.5kgmのトルクを発生
・ 3速7000rpmで133km/hまで加速し4速へ・・・

シフト後にちゃんとトルクが出ている領域かつ、ソレが上まで伸びているかが重要になる。この計測結果のトルク特性は、 恐らくノーマルのNAとそれほど差が無いと思うのだけど、こうしてみると純正のギヤ比はエンジンの美味しいところを上手く使い、 かつ少々回転が落ち込んでもリカバリー出来る様な設定に見える。さすがは純正。

で。

6速かつファイナル4.777、レブを7800rpmとしていた僕はどうだったかというと

・1速で47.5km/hまで加速し2速へ
・2速に繋がり4680rpm 16.3kgmのトルクを発生
・ 2速7800rpmで79km/hまで加速し3速へ
・3速に繋がり5630rpm 15.9kgmのトルクを発生
・ 3速7800rpmで109km/hまで加速し4速へ・・・

6速の狭いギヤ比に超低いファイナルで、1、2速は一瞬で吹けきってしまい、2速で7800rpmまで回しても79km/hしか出ない。 2速にシフトした時点のトルクは丁度てっぺんだけど、47.5~79km/hの加速で一瞬。3速以降がメインになるけど、 3速に入った時点のトルクは15.9kgmで既に下降線であり、トップエンドでは11kgm台のヘロヘロトルクしか出ていない。

つまり、上まで回す意味が全くない。(=無かった)

この場合、6500~7000rpm辺りでシフトする事が最も効果的となる。

で、色々調べていると、既に経験豊富な先人により解明されていた。R-Junkieの角さんが、 シフトアップ回転数による速度のノリを検証されていた。(走る実験室→走る実験室→真面目な話その16の下の方)  ノーマルエンジンに排気カム流用仕様(つまりほぼノーマル)で、7700rpmシフトと7000rpmシフトを比較した場合、 3速以降明らかに遅くなると言うデータ。

なんでこんな事をせっせと考えていたかと言うと、4.77化して全然速くならないのは何故? 上まで回すのがエラくて速いんでしょ?的な、疑問と思いこみを解決する為に、手持ちの資料と周りの資料と、 有識者のお話を交えて検証して、ああ、回し過ぎかあ・・・・と言う極簡単な答えが出たと言う、 切ない物語。

そして、110-105のシャシダイデータで馬力を計算し、 ギヤ比を重ねてみると・・・。

ロードスターシャシダイ結果2

7113rpmで145psを発生。最高出力で10馬力上がりました。 たぶん、仕様適に妥当な値だと思う。トルクバンドは若干上に。だけど、低速もほとんど痩せていないし、 上はかなり伸びている。

並べてみると・・・。

ロードスターシャシダイ結果3

ロードスターシャシダイ結果グラフ
無理矢理丸め込んで直接比較したグラフ

コマ数が1個違うので直接比較出来ないけど、それでもどちらが良いかは一目瞭然・・・・ 110-105は広いトルクバンドが上まで伸びている。102-105は5500rpm辺りを境に一直線に下降。恐らく、ギヤ比を問わず、 このエンジンで最適なバルタイは110-105だった。 (5速4.1ぐらいなら、 このバルタイも悪くはない可能性もあるかも知れない・・・)

102-105と馬力で比較すると、最高出力で10ps、トップエンド付近では12ps、 4300rpm辺りを境に2~3psも向上している。



今まで135馬力の102-105バルタイで


7800rpmシフトしてきた僕は



なんだったんだー!!!  だぁーっ  だぁーっ・・・(やまびこ)




そう、レブの設定も間違え、美味しいバルタイも間違えてたという話。事前にこうやってちゃんと検証すればわかったのだけど、 こういうのをちゃんと考えた事などない!!(威張るな) 僕なので、 ファイナルを換えるまで気付かなかった。


「まあ、何事も経験だゼ・・・坊や」(ハードボイルドぐ)


何事も、やらん事には、わからんもんですからな・・・経験値は増えました。こうやって重い腰を上げ、 データをデータとして整理したからこそわかった正しい現実。貴重な糧でございます。

4.3→4.777で遅くなった件の真相
4.3の時も同じく7800rpmシフトで、美味しくない所で走っていたという点では同じなのだけど、 4.7化で各ギアのカバーする速度域が変わる為

・4.3の3速は7800rpmシフト時、88~122km/h
・4.7の3速は7800rpmシフト時、79~109km/h

4.7化する事で、同じ速度でもエンジンはより高回転側にシフトする。高回転化でオイシイハズ!と考えていたが、 実は逆だった。主に3速の中間で走っていたのが、主に高回転側にシフト。これにより、 全然オイシクナイ領域だけで走っていた。・ ・・というのが事の真相。

まとめ
・ノーマルに毛の生えた程度のエンジンで最適なシフトポイントは、 6500~7000rpmである
・上でトルクが伸びないエンジン(つまりノーマル) でレブを解除してまで上まで回す意味はない
 
(遅い上にブローリスク増大で目も当てられない。ただし、 シチュエーション次第では回しきる事も有効な事がある。)
クルマはトータルバランスである。



つづく。






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「上まで回れ!ハイカム導入の巻」

07/10/24(水)

13年後の追記:この記事で使用しているカムは個人的にオススメしません。NB用は大丈夫。油温が上がるとどんなオイルでもすぐHLAがなりまくり。HLAのリフト量ギリギリなのだと思う。ゆっくり街乗りしかしないなら問題ないかもしれない。HLAにこだわるなら排気カム流用の方がオススメです。

と言うわけで、6速を使うならもっと上でトルクが出て欲しい・・・排カムこと排気カムから、本物のハイカムへ変更する事にした。面研、 ハイカム、ポート研磨と三種の神器が揃い、これで立派なヘッドチューンエンジンと呼べる・・・ハズ?

先の事も考えて"暫定のハイカム"とし、ポン付けの東○P○NCAM NA8用を購入した。マル○○ー○ー○も同じもの。
スペックは以下

IN/EX
作用角
リフト
中心角
基準円
東名
IN
252°
9.2mm
110°
φ33.6mm
EX
256°
9.5mm
110°
φ34.2mm
現状
IN
250°
8.1mm
110°
φ36mm
EX
250°
8.1mm
110°
φ36mm
純正
IN
233°
8.6mm
110°
φ36mm
EX
250°
8.1mm
110°
φ36mm

数字だけ見れば、なんとなく速くなりそうな気もする。大差ないようにも見えるけど、リフト量は結構差がある。 カムに関する経験値ゼロなので、紙の上での話しか知らない。数字だけじゃ本質は見えないハズ。

取り付け
作業開始。しかし、時は既に23時。何故か某おっちゃんも巻き込んだ深夜作業となった。

ロードスター:カムカバーオープン
ピカピカじゃ

ロードスター:HLA
HLAもピカピカじゃ

2年使ったヘッド、今でもピカピカ。

なんとなく、カム交換なんてぱかっと開けてぱっと外してがちゃっと付けて終わり! みたいによく考えずに思っていたのだけど、実際はタイベル外す手前ぐらいまでばらさないと、 当たり前だが交換出来ない。液体ガスケットの手持ちが無くて、おっちゃんが家まで取りに行ってくれたりした。(感謝)

ロードスター:カムプーリー 
圧縮上死点を出す

ハイカムを洗う

ポン付けカムだから精確にバルタイを測る必要は無いものの、それでも結構手間がかかる。PONCAMはほぼ面取りされていたけど、 普通はカム山の角を有る程度オイルストーン等で面取りしてやらないといけないらしい。で、保護用のグリスでべっとりなんで、 掃除もしなくちゃいけない。関係ないけど、点火コイル止めるねじ穴が駄目になってたり。1本ネジかからない・・・カバー締めてから気付く。 今度いつか直せば良いか・・・。

毎度の事ながら、超ナメてかかりましたゴメンなさい!!(涙)



作業終了時刻 : AM4: 30


おっちゃんはラストまで付き合って貰った。みんなで死んだ魚の目。朝の四時にずどーん! とエンジンをかけるワケにもいかず、テストは翌日に。

試走
エンジンをかけてみた。

「カンカンカンカンカン・・・」

HLAが鳴り響く。ベースサークルが小さいから、HLAが伸びるまで音が出るんだろうな。15分待った頃、音は鳴りやんだ。 イニシャル点火を調整してみる。

・・・・あれ、調整できない?めいっぱい進めても、イニシャルに届かない。

アイドル付近、eマネでなんか補正かけてたっけな?とPCを立ち上げるが、無補正。アレー?

バルタイの目盛りを確認してみる。

ヘッドを1mm面研した場合、吸排気ともにバルタイが3~4度程度遅れる。なので、その分プーリーで進めてやらないといけない。進める回転方向は右。目盛りを見ると・・ ・真ん中から左に回してある。余計に遅らせてあった。コレが原因か!深夜作業で寝ぼけ半分なら、仕方ないか・・・3度進めてイニシャル調整。 ちゃんとBTDC10度が出た。ちょっと試走。よし、普通に走る。OK~OK~。全開はまだ。

「(・・・しかし、なんか引っかかるな・・・?)」


重い・・・なんかエンジン超重い。4.7とは思えないぐらい、各ギヤの時間が長く感じる・・・なんで?

とりあえず、カムが中間重視から高回重視になって、真ん中で空気が入らなくなったんだろうと考え、eマネの中間増量を全部カットした。 幾分軽くなった。しかし、なんか重いなあ・・・ハイカムってこんなもんなの・・・?

帰りの高速

ガラガラの高速、寒い気温、全開テストを試みる。

吼えろ!ハイカムよ!!!


「ぷあぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっ!!!」


僕「・・どう?」

ヨメ様「前ほど怖くないな

僕「だよなぁ・・・」


遅い!!!(断言)


こりゃ、絶対なんかおかしい。音もなんか変だし、点火がたった6度で合わせられなくなるのも変だ。なんか事例が無いか調べる・・・調べる・・
「タイベルのコマ掛け違えて点火とれなくなって・・・」

 
全く同じだ・・・。(涙) 作業に立ち会った師匠も仙人も、深夜作業には勝てなかった。

教訓:「やってはいけない徹夜作業」

ミスが増えます。怪我します。強行軍はいい加減卒業しようネ!(と、自分に言い聞かせる)

再作業
早々に再作業。案の定ズレていた。

タップを切る
おかげさまですぐにタップが切れました

インテーク側のズレは確認し忘れたけど、仮にINはあってたとして、最初に回したバルタイは

IN116-EX88
(+6度)-(-16度(1コマ)-6度)

と言う、聞いたこともない数値になっていた。こんなんでもピストンとガチンコしないのね・・・どうやらノーマルエンジンなら上死点でぐるぐる回してもガチンコしないらしい。1mm面研だと当たるかも。ピストンは無加工。



バルタイは基準値に直った。点火も普通に取れる。

試走。



ぬおおおぉぉぉぉきたぁぁぁぁぁー!!




弾ける高回転!7800rpmまで一直線!吹ける!速くなった! (元に戻っただけかも知れない・・)

・・・ニコニコ顔で帰還。

その後
この状態で何度か乗ってみた。ヨメ様と少し遠出のドライブにも使ってみたけど、フルノーマルのみどり号と比較して激しく疲れる・・・。 もうドライブ出来るロードスターじゃないのね・・・戦うロードスターなのね・・・ 忙しいギヤ比にハラに響く低音に硬い足に右足直結の車体の動きガクガク・・・車降りたらずっしり疲労感。ドライブは楽しくないね・・・ 2台あって良かった・・・で、雑感。

・始動時にHLAの音が出るようになった
・前よりちょっと遅い感じ
・ヨメ様感想「まあまあ速い」←的確

250-250のカムできっちりセッティングを出していた状態(バルタイ、燃調、点火)と比べ、 全て無補正で基準バルタイで組んだPONCAMは、どーも遅い。もっさりしている。基準バルタイは排ガスや燃費、 アイドルの安定性も含めた妥協のバルタイなので、これから色々振ってテスト。本領発揮はまだ先。 データもちゃんと取ってない。と言っても、時間はあまり無いのだけど・・・。

しかし思うに・・・NA8で5速なら、排カムで良い様な気もするなあ・・・改めてさらにデータを整理すると、スバラシー特性の様に見える。

セッティングが出たらまた報告予定。

言い訳無用ですけえの・・・

他にも色々やっちょります。

C-WEST製カーボンGT-WING 






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「あれから一年」

07/10/31(水)
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くるりが来た日
来た日のくるり。手のひらサイズ。不安げな顔。ヒゲいっぱい。鼻黒い。

この日、 くるりが来た。

今日のくるり 
今日のくるり。大人サイズ。貫禄の表情。ヒゲむちゃくちゃ。お鼻テカテカで健康そのもの。

くるりが来てから、丁度一年経った。推定8月生まれなので、1歳ちょっと。立派な大人猫に育ってくれた。良かった。ヨメ様も一つ歳を重ねた。 おめでとう。

体重2.8kgの小型猫。メス。餌は1年を境に、サイエンスダイエットのキトン(幼猫)から、インドアキャット(室内猫用)にチェンジ。 量は50g/日で、朝晩の二回に分けてあげている。ウ○コは絶好調かつ、体や足についていた事が全くないので、 もはやプロ級のウ○コ上手猫である。

ご飯は大好きなので、二階にいても「くるりーごはんよー」と言うと降りてくる。割とかしこい。んで、とても大人しくてなつっこい。

あいさつ

朝起きて出会ったり、部屋に入るとかならずこうやってもたれかかって、もじもじ?する。ちょっと爪が出てて痛い。 くるりなりの挨拶だと思ってる。頭をぐわしぐわしと撫でる。ゴロゴロいう。

避難所

居間の鴨居に、親戚のおっさんから貰ったフローリング板の余りをくっつけてみた。上にはカーペットを貼って。

もう、超お気に入りで上ったり降りたり。いつもこの上でくつろいでる。

くるり、眺め良し
眺め良し

猫は元々高い所が好きで、ちょっかいも出されにくいので気に入ってるらしい。



毎日元気に遊んで、鼻もテカテカ、ウ○コもばっちり。一年健康に成長したので、もう大丈夫と思って書いてみる。

猫の病気
ウチに来てすぐ、獣医に連れて行った。健康チェックや予防接種、ノミの駆除などをお願いに。猫エイズ(FIV)や猫白血病(FeLV) の予防接種を受けるか聞かれ、念の為お願いした。

予防接種を受けるには、採血して検査しなきゃいけない。既に陽性の場合、予防接種が引き金で発症してしまうらしい。 来たときから健康そうだったので、まさか無いとは思うけど・・・と言われながら、試験紙に血液を落とす。

猫白血病の陽性反応が出てしまった。獣医さんは「こんなに健康そうな猫で出る事なんてまず無いんだけど・ ・・万が一って事もあるから、一週間後にまた来て。お金はいいから」と。見た目は怖いけどすごく良い獣医さんで、良くして貰った。

残念ながら二回目の検査も陽性だった。これで間違いなく陽性。獣医さん曰く、恐らく親から貰ったのだろうと。

くるりは猫白血病キャリアだった。

猫白血病(FeLV)
猫白血病は治らない。予防は出来ても、感染したら治すことは出来ない。大体、生後28週(約半年) までが発症するかしないかの分かれ道で、発症した場合は徐々に弱り、 長くても3年程度で死んでしまう。しかし、この期間に発症しなければ、 大半はキャリアのまま寿命を全う出来るらしい。

  2~6週間   3~22週間   10~30%
持続性の
ウィルス血症
死亡
多くは3年以内に死亡
感染 ウィルスは
増殖するが、
この期間は
健康
ウィルス血症
発熱・無気力



   ↑ストレスなどで
↑10%未満が再発
 
          70~90%
潜伏感染
ウィルスが骨髄で潜伏、
臨床症状はない
回復
回復した猫は発症
する事はない

(以上、FeLV、FIVパンフレットより)

発症する確率は、資料では10~30%らしいのだけど、獣医さんの話(経験)では、大体半分ぐらいは発症(持続性)してしまうと。 どちらにしろ一度発症はしてしまう。

飼い主に出来る事は、極力ストレスを与えず、健康を維持してやる事だけ。ストレスや病気が発症の引き金になる。

・定期的に健康診断を受ける
・避妊や去勢をする(さかりがストレスになる為)
・ストレスを感じさせない環境を整える
・栄養の良い食餌を与える
・寄生虫を駆除する
(以上、FeLV、FIVパンフレットより)

正直、最初は二人して結構落ち込んだけど、とりあえず出来ることはしてやろうと頑張った。と言っても、ちゃんと(決まった時間と量) 餌と水をあげて、トイレを綺麗に保って、暖かい寝床を作って、ぼちぼち遊んでやる、外へ出さない、ぐらいの、 ごくあたりまえの事ばかりだけど。

一時、一日中嘔吐し続けて全くご飯を食べなくなった時期があった。もしかすると、このとき症状が出ていたのかも知れない。

猫白血病は他の猫に感染してしまうので、くるりは他の猫と遊ぶ事は出来ないし、子供も作れない。くるりはどんくさく、 猫とは思えないほど遅い。作ってやった板から寝ぼけて落ちてきたり、遊んでて足を滑らせて落ちたりする。ジャンプ力も極端に低く、 僕の腰ぐらいまでしか飛べない。(普通、肩ぐらいまでは余裕で飛ぶ)

猫(動物)の世界では、能力が低かったり病気を持ってる子供を"間引く"事があるらしい。ウチの裏で一匹、 餌も食べずに何日も鳴き続けていたくるり。もしかすると・・・と思ったりもした。

でもまあ、ココは人間界。こんなくるりでも、"人間の家族の一員"として安全に寿命を全うするまで暮らしていけると思う。 僕らの毛むくじゃらの愛娘。毎日とても可愛く、ほっとする。もう生まれて1年2ヶ月が過ぎ、すごく元気でやっている。病気も、 もう大丈夫だと思う。


ヨメ様の誕生日に来た猫、くるり。毎日元気にやってます。


くるり 
我が家の癒し系、くるりさん。






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