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「 AD08RとZ2をガチ比較してみた◆猛ドラ11 」13/06/25(火)※AD08RとZ2の比較結果だけ知りたい方はここからジャンプしてください AD08にRがくっついただけで見た目も同じ、コンパウンドだけ変更という地味ぃーなモデルチェンジながら、全日本ジムカーナでは鮮やかなデビューウィンを飾った。 そんなヨコハマの本気を感じたAD08Rのデビューウィン。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
AD08Rデビュー当初、NA/NBサイズは195のみだったが、猛ドラ直前に待望の205/50R15も登場。今ウチにあるのはMTE37(8J)に履かせた205のZ2。このZ2は猛ドラを5本程度走らせただけで、他には一切使わず冷暗所で温存というほぼ新品コンディション。
0.5秒ほど悩んでいると
◆最強の助っ人現る 「もぉしもぉしぃ~~ぐっさぁ~ん~猛ドラに遊びに行こうと思うのぉ~~」 愛車はロードスターの限定車M2-1028。中身はプライベートチューンの2Lエンジン仕様で、見た目はフルノーマルで空力も無し。2Lな以外はいたって普通のロードスターだけど、フルノーマルNA8のみどりよりは圧倒的に速い。 なにより、ドライバーが速い。西日本最強クラスだ。 全部SSKさんにやらせよう。 そうしよう!ナイスアイデア。宿代を盾に頑張って貰おう。 もちろん許可はとっていない。 AD08Rはド新品でもちろん初めて使う。つまり、肝心の美味しいエア圧がわからない。エア圧一つでコンマ何秒平気で変わってくる。一番基本かつ一番重要なセッティングが、タイヤの空気圧。 ちなみにZ2の美味しいエア圧はわかっているから、1発目から大丈夫。8Jに205/50R15の組み合わせで2.4kg/cmあたり。もう少し高くなっても大丈夫かな、という印象。かなり高めで使う感じのタイヤ。
そしてもちろんSSKさんに許可はとっていない。
◆当日
(かわいいですねえ) そしてなぜか、うちのおかんも祈ってくれた
ばっちり晴れた
てるてる坊主さんありがとう。平たい顔族を代表して御礼申し上げます。 ただ、ちょっぴり嫌な予感がしたぐは、前日の夜に急遽、公式タイムアタックをお昼からやる事にした。天気がラストまでもたない予感がしたからだ。 有能なオフィシャル(と、早く来たので強制的に手伝わされている参加者様)達が集まっています。 しかしなぜか、ぐの姿がありません。 そう、この小一時間後、青白い顔をした30代男性が「大変申し訳ございませんでしたぁぁぁ!!」とエクストリーム土下座を披露する事案が発生。 エクストリーム土下座、オリンピック競技にしませんか。エクストリーム土下座。(3回言いました) アスファルト部分が拡張されてるぅ! なんとD1の為に拡張されたらしい・・・。舞洲でD1が開催される情報の時から「ここってどう考えても猛ドラの1コーナーだよな~」と思ってたら、その通りだった。で、動画を見ながら「この島渡りこんな広かったっけ?」と思ってたら、やっぱり拡張されてた。アスファルトひいちゃうD1さんハンパないっす。
そんなこんなで、参加者の皆様も続々集合。
おっちゃん号は宇宙船なのでボンネットを開けると自動的に人だかりができるようになっている。 現在控えめに300馬力ぐらいで、4速オートマの2ペダルで暴力的加速以外は誰でも乗れるという、さらに宇宙船としての進化が加速していた。猛ドラでは1速と2速しか使わないイージードライブ!!
◆プロジェクトSSKフューチャリングAD08R ちなみにこの時点でのコースレコードはオフィシャルめがくんの50秒479。M2クラス車両としては驚異的タイムとして金巧/TAKUMIの認定タイムだ。 どんなコース、クルマ、タイヤ、仕様を問わず運転の方をアジャストさせてくる天才的な才能を持つ。いきなり講師をお願いしたのも、このアジャスト能力が故。クルマを選ばない。 あまりのアジャスト能力の高さに今では完全なオーナー殺戮マシーンと化し、地元では「SSKには誰もクルマを貸さない」という暗黙のルールが構築されて悲しんでいるというおかしな男なのである。 なので、Z2だろうがAD08Rであろうが、ぽん!とそのタイヤなりのタイムを出してくると、長い付き合いの僕は絶大の信頼を寄せるのである。
入手したホイールのオフセットが+20の為、MTE37には5mmのスペーサを入れて条件を合わせた。 条件で言うと超軽量のMTE37(15インチ8J+25で5.3kg)と、かなり重い入手ホイール(7kg台)でAD08Rの方が不利かもだけど、経験的にミニサーキットレベルまでならホイール重量はほとんどタイムに影響しないのでヨシとする。 (長時間ブレーキングの高速サーキットだと、ぱっとわかるほどのタイム差でるのかなあ?)
◆AD08R&みどりエア圧テスト開始 まずは僕がAD08Rの適正エア圧をテスト。枠は10分×2枠だけ。10分なので途中のエア圧調整は無理。2パターンテストして最終決定をし、SSK氏にバトン(AD08R)を渡す。 M3-CLASS:みどり号 NA8C(Sr2)
脚が試作品で初おろしなので、ちょっと読めない部分があるけど大きくは外さないと思うので、なんとかなるはず。
この日は割と暑かったので(26度ほど)温間で2.6までアップ。こおりさんの紹介で見学にこられたSwiftオーナーの方を横にのせつつもタイムはほぼ同じだった。ちなみに「超おもしろいです!」とすごく喜んで貰えたので気分をよくして2本走りました(´∀`)オホホ 1発目から食う。操縦性もなんの違和感も無い。コレは期待できるかも? 脚はこれといって変な点は無い。旋回にふるかトラクションにふるか悩むぐらいの仕上がり。テスト的には十分使えるから脚は何も触らない。 タイヤの感触があまりに良いので、現状でベストのエアなのか?と悩む。あえて、あえて、重箱の隅をつつくならレスポンス感が低いか?と思い、次はエア圧アップを選ぶ
じゃあ冷間2.4が適正か?もっと下か?
ここからは野生の勘とバクチ。ある程度外さないとわかっている2.4、タイムがどうなるかわからないそれより下。 ぬーん!ぬーん!と悩んだ末に、エアを下げることを決断。
冷間エア圧2.3で決定。
◆SSK&Z2タイムアタック
一方、SSK氏はZ2の205でベストラップを出す事に専念していた。
冷間2.4でベストは50秒3を連続で叩き出す
おっと、すでにコースレコード・・・(;´Д`) タイムの安定感もさすがのSSKさん。温感では2.55あたりまで上がっていた。けど、大体この辺で良い感じなのがZ2。
しかしココで突然、ダークホースが現れる!! YZ脚14-12+?kg (リアアシスト仕様) ヘッドチューン&ピストン交換シングルスロットル仕様 6速MT&4.1ファイナル トルセンLSD DUNLOP Z2 205/50R15 + MTE37 8J+25(+5mmスペーサで+20)
OILMANさん練習ベスト、なんと50秒8! はえぇ~。OILMAN号はNB2顔のNB1で、チューニングエンジンとギヤ比の変更でクラスはM2。実戦初投入のMTE37-FS(後期型かっこえぇ・・)と新品のZ2 205/50R15でのタイム。
この二人のタイム、M1とM2で仕様的にも納得がいく差だなぁ・・・。 そんなこんなで公式アタック前にちゃちゃっとタイヤ交換&エア圧調整をし、SSK号にAD08Rを装着。
◆公式アタック開始 と言うように、たった1周の中で「体感センサーでの情報収集」を元に「運転の判断・決定・修正・微調整」を繰り返すのが「一発アジャスト」と言う神業なのだ。 1コーナーのブレーキングだけに関して言えば、
何の情報も無いので勘だけで決めている
のだ。 一発アジャストがどれだけ高度なテクニックかおわかり頂けただろうか。 (ちなみに僕もひぃひぃ良いながら先生中は一発アジャスト祭りであります・・・あんまりできないからマージンとりまくりですけど!)
じゃ
ない・・・・
SSKさん、信じてたよ・・・超カッコイイ。 抱かれても良い。(嘘です) その後の練習で、2名乗車で数本走るもすべて50秒0。SSK氏+SSK号+AD08Rは50秒をコンスタントに切るポテンシャルが実証された。うーん、恐るべしSSK。そしてAD08R。 ダークホースのOILMANさんも、こそっと後ろで50秒757と言うスバラシー記録を叩きだして見事スーパー巧/TAKUMI(赤)認定されるものの、あまりの輝きを放つ金のSSK氏にかなり悔しそうなOILMANさんであった。 舞洲の周りはじゃんじゃん雨が降ってたんだな~。絶妙にそれてる。うーん、晴れ男ばんざい!
猛ドラではAD08Rの方がZ2よりちょっとだけ速い
その差は、50秒ほどのコースで恐らく0.3~0.4秒前後。これを大きいとみるか小さいとみるかはその人次第。そして、AD08Rの1発目からのグリップはホンモノ。すごい早く熱の入るタイヤになったと思う。これ、猛ドラだと3周ぐらいでタレるんじゃないかな? 実際に大きなサーキットの周回だと、車速が高くて直線も長くてタイヤが冷える時間があるから、猛ドラほどタレないとは思うけど。 15インチ8Jに205/50R15の組み合わせで、適正エア圧は冷間2.3ぐらい。もしかするともっと下かも知れない。Z2とは逆だなー。 Z2は比較的スイートスポットが狭く、ダメはダメ、成功なら成功って感じで、ある意味わかりやすい。昔で言うところのRE-01R的なタイヤというか、先生的というか。コレはコレで良い。適正エア圧もそんな感じ。まあ、高めならOKって感はあるけど。 AD08Rは、スイートスポットが広くて、ごまかしが効くと言うか、悪く言えば"本当に美味しいところ"がわかりにくいと言うか。自分が限界だと思った蛇角よりも、さらに切ったところにまだグリップありそうな感じ。エア圧も適当でちゃんと走るけど、適正の善し悪しは数字にはっきり出る。指摘が優しい先生という感じ。 と言いつつも、上記はかなり誇張した表現なので、どちらを買っても後悔はしないと思う。結果からしてピーク性能はAD08Rが若干リード。ただライフはわからないので、その辺は今後使っていってレポートしていくつもり。 昔のAD07は4部山切ったあたりからまるで食わなくなってたけど、どうかなあ~。Z2は安いけど減るのがかなり早い印象なので、実際のライフは結構短かかったりする。実際のコストパフォーマンスは難しいねぇ。 (0部山まできっちり使えたRE-01R再販して欲しいよ・・・)
・ロードスター オーナーズ クラブ CLUB J58G HIROSHIMA
SSKドライブを体感して鼻血ものだった方は10人以上おられるだろう。こんな機会はなかなか無いよ!
SSK Comment:今年も参加させていただきました。
さすがのSSK氏も滅多に乗らないミッドシップに苦戦した様子。 その後、広島大阪間をたったの3千円ちょっとで結ぶすし詰めの夜行バスでSSK氏を毎回猛ドラに召還すれば、我々講師陣はめちゃめちゃ楽ができて参加者さん達も大喜びなんじゃないのか、という議論が真剣になされる猛ドラ幹部会であった。(人権無視)
広島から遠征してあっさりと金巧と赤巧、そして最速のコースレコードまでゲットしてゴキゲンすぎる彼らを自宅に連れ帰る。猛ドラの疲れで意識が朦朧とする中、深夜まで酒が入って機嫌の良い二人に絡まれているぐが、そこにはいた。
と言うわけで、珍しく真剣でハードボイルド(?)なノリで書いてきたけど、このあとは「本来の猛ドラ」なノリでまったりと
へつづく。
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